松島屋ないまぜ帖

2022年01月

2022.01.31

夢みるNo.1

1981年1月31日のビルボード1位は

ブロンディの

「夢みるNo.1」

亀蔵レコードコレクションより↓

  

ジャマイカ風のサウンドで

ゆる〜い感じ。

南の島を彷彿とさせて

極寒のこの時季に相応しい。

全然ブロンディっぽく無いけど(笑)。

   

わずか1週間で

トップの座を明け渡す事になるが

1位は1位。

横綱は横綱。

  

2022.01.30

古賀政男音楽博物館

『影を慕いて』

『ゲイシャ・ワルツ』

『悲しい酒』など

1000曲以上の古賀メロディーが試聴できる

東京・代々木上原の

古賀政男音楽博物館。

今年開館25周年を迎えます。

  

3階フロアーには

昭和13年建築の旧古賀邸が

移設されていて

古賀先生の普段の様子を

伺い知ることができます。

こんな素敵なご自宅で

創作活動をなさっていたとは〜♪

床の間のお軸は、大観でしょうか?

古賀先生、ここで踊りの

稽古をなさっている写真が

残っていました。 

   

館内にはブロンズ像や胸像が

幾つも展示されています↓

 

愛用ギターの展示もあって

1日に2回、

自動演奏で音色を聞く事ができます↓

  

レコードやジャケットが並ぶ壁、

ご当地ソングの地図、

手形なども↓

  

  

2階フロアーは

日本の大衆音楽文化の発展に

貢献した方々の業績を讃え、偲ぶ

大衆音楽の殿堂』。

  

地下には

音楽情報室とカラオケスタジオがあります。

  

コロナ禍で一部非公開になっていますが

「見て・聴いて・歌える」博物館。

  

福岡県大川ご出身の古賀先生って

どんな方だったのかしら?

想像は膨らむ一方です。

次回はもっとゆっくり拝見

&拝聴したいと思いました。

  

  

2022.01.29

映画秘宝3月号

一昨日、国立劇場初春歌舞伎は千穐楽。

応援してくださった皆さまに

心から御礼申し上げます。

  

そして読むのを我慢していた

映画秘宝3月号を

ようやく拝見!

  

注目は、昨年の映画

ベスト10とトホホ10↓

6年前から選者として

映画批評させてもらっているが

今回は悩んだ。

作り手も大変だったと思う。

  

この3月号には

播磨屋のおじさん(中村吉右衛門サン)

の追悼文も。

  

お近くの書店で発売中。

ネットでも注文できます。

 

2022.01.28

出世の石段

講談『寛永三馬術 出世の春駒』で有名な

東京・愛宕神社の男坂は

急な石段が86段。

『出世の石段』と呼ばれています

 

時は寛永11年正月28日(旧暦です)、

徳川三代将軍家光公が

芝・増上寺ご参詣の帰り道、

この愛宕山に咲いている

美しい紅梅白梅を取ってくるよう

家来に命じました。

但し、馬に乗って、という条件付き。

   

誰もが臆する中、

曲垣平九郎が

見事、成し遂げ

大出世したそうです。

  

一見、何てことない普通の階段に見えますが

いやはや、その急勾配!

思わず手を着きそうになるくらい。

この愛宕山は23区内では一番高い山なのです。

途中で数回休憩し

一気に登る事はできませんでした。

上から見下ろすとこんな感じです↓

これを馬で?

一歩間違えば大怪我か

はたまた命取り。

大した度胸!

曲垣平九郎、天晴です。

  

出世といえば、『天日坊』!

源頼朝公のご落胤になりすまし、

出世の階段を

見事駆け上がって・・・

行きますかどうかは

ご覧になってからのお楽しみ!

  

さてこの愛宕神社、

創建は1603年で、

江戸幕府開府の年。

偶然にも、出雲の阿国が

京都でかぶき踊りを始めた年でもあります。

これってある意味、ご縁ですよね?

お客様が楽しみになさっている

コクーン歌舞伎が

無事に初日を迎えられますようにと

お祈りしました。

  

本殿の横にある『将軍梅』は

蕾が膨らんでいて。

春はすぐそこです。


  

  

2022.01.27

初夢漬

初物七十五日!

  

千葉県にある

天明元年創業

菓匠 鶴泉堂サンの

『初夢漬』

茄子の蜜漬けを頂きました↓  

秋茄子を秘伝の蜜汁で煮込んでは休ませ

煮込んでは休ませを

8回繰り返して作られるグラッセです。

末広がりでおめでたい♪

  

雪のような白砂糖を

どっちゃりまとっていたので

落としてみました。

  

ゼリーと羊羹の中間のような食感で

甘くて、野菜の香りがして

ほのかな酸味も。

  

千葉のお茶人の方々は

お正月の縁起物として

お干菓子がわりになさるのだそうです。

茄子だから、初夢。。。

な〜んて素敵♫

 

亀蔵の巡業先へ出向いた時は

ご当地和菓子の探索を

ライフワークにしているのですが、

千葉公演は日帰りで

お菓子リサーチを怠っていた事に

改めて気付かされました。

年のはじめから反省、反省。

  

  

2022.01.26

鷽替え神事2022

昨日は1月25日

初天神でした。

一年の悪いことが嘘(鷽)になって

新たに幸福が訪れるという神事、

湯島天神サンの「鷽替え」へ。

  

昨年頂いた手作りの木鷽を

忘れずに持参します。

底に丑の焼印入り↓

(ピントが“撫で牛”に・・・スミマセン)

 

本殿の裏側には

白線が約1mおきにマーキングされ、

参詣者はゆっくりゆっくり進みます。

さながら「牛歩」です笑。

  

小一時間並んで

古い鷽を木箱に納め、

新しい今年の鷽を頂きました。

  

今年はコロナが収束しますように。

2022.01.25

ロボコン0点

今日は石ノ森章太郎生誕記念日。

僕としては

ペンネームが

石森章太郎だった頃が好きだ。

  

思い出深いのは

『がんばれ‼︎ロボコン』。

「少年サンデー」の漫画より

TVの実写版、

子ども向け特撮ドラマの方が

愛らしいキャラクターだった。

亀蔵コレクションより↓

   

逃げたり追っかけたりする場面では

2本足から車輪に変わる。

空を飛んだり

水に入ったり

人間のために精一杯頑張ってるのに

ほとんど0点。

なのにロビンちゃんときたら、、、

ずっこいよな。

ま、それが人間社会(苦笑)。

  

一つ前のNHKの朝ドラ『おかえりモネ』で

登米のご出身だと知った。

石森という地名をペンネームになさったとか。

コロナが収束したら記念館に行ってみたい。

西島サンが首にしてた

「赤いマフラー」を買いに。

  

2022.01.24

ポッタリアン

日時指定制の

『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』へ。

  

世界で知らない人はいないだろう

ファンタジー文学

『ハリー・ポッター』。

  

映画も本も、全て見ている。

USJ、行った。

こう言っちゃ何だが

ほぼほぼ“ポッタリアン”である。

 

そもそもこの展覧会は

大英図書館で企画されたもの。

ロンドンとニューヨークで開催され

日本へやってきた。

  

だから原作者の直筆原稿や

スケッチだけでなく

大英図書館の所蔵品も多い。

 

ハリー・ポッターの物語の世界観

プラス

魔術や呪術、錬金術や天文学など

さまざまな要素で構成されていた。

  

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

にも出てきた

「茶葉占い」は、

カップの底に残ったオリ=

茶葉の形で

運勢を占うもの。

19世紀のイギリスでは

アフタヌーンティーの余興として

流行ったそうだ。

日本の茶柱に似てる?

アルマ・ブリードブリッジ作「Tea Leaves」↓

  

公式図録の表紙は

ダンブルドア校長が飼っていた

不死鳥↓

 

会場には

20代から30代の若者が多くて驚いた。

『ハリー・ポッターと賢者の石』が

世に出た1999年は、

生まれたばかりか幼かったはず。

ハリーと共に成長してきたってことか。

  

嫁から頼まれたオリジナルレターセット、

結構なお値段で

これまた驚いた。

 

  

2022.01.23

エドゥアール・マネ

「モノは使うためにある」とわかっている。

わかってはいるが

どうしても使えないモノもある。

  

オルセー美術館所蔵

『笛を吹く少年』

エドゥアール・マネ1866年の作品↓

 

何がいいって

この少年が履いているズボンの色。

ググって頂けたらすぐにおわかりかと。

このタオルハンカチを見ては

全身ショットを思い出し

そしてまた使わずにとっておく

の繰り返し(苦笑)。

  

エドゥアール・マネは

“黒”が評価される事が多いが

こっくりした赤が好きだ。

今日はマネの誕生日。

  

2022.01.22

起き上がり寅

おぼこいったらありゃしない♪

目が合った瞬間

キュンとしました。

  

国立劇場で特別販売されている

張り子の『はこた人形』です。

  

縁起を担いだ干支人形、

起き上がり小法師ならぬ

起き上がり寅↓

  

江戸時代から作られている

鳥取県倉吉の郷土玩具で、

和紙を貼り重ね

胡粉で下地を塗って

日本画の岩絵具や染料で彩色したもの。

軽くてちっちゃくて可愛いくて♪

 

何故に倉吉とコラボかと申しますと

今月の演目『南総里見八犬伝』

ゆかりの地なのです。

房州館山の里見氏が左遷された先が

倉吉だそうで。

  

初芝居、残すところ

6公演となりました。

  

        

  


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