松島屋ないまぜ帖

2023年06月

2023.06.20

博多座千穐楽

おかげさまで

六月博多座大歌舞伎は

昨日、千穐楽を迎えた。

  

  

東京や大阪をはじめ

先月平成中村座でお邪魔した

姫路など

全国から駆けつけてくださった

すべての方に

心から御礼申し上げたい。

  

そして色々と気遣ってくださった

ご当地の皆さま

ありがとうございました。

  

何を食べても

美味しかったなぁ♪

  

市内は

『天神ビックバン』とやらで

随分変わっていた。

  

そうそう!

何故『天神』という地名なのか

やっとわかった。

  

福岡へ左遷された菅原道真公が

市内の今泉という場所で

自分の姿を川に写し

水鏡となさったことから

お社を建てたのが

水鏡天神

または容見(すがたみ)天神

と呼ばれたことに

由来するという。

  

今は

アクロス福岡の向かいに遷座。

水鏡神社=

水鏡天満宮という名前で

街の発展を見守っている。

  

   

2023.06.19

アジアの神さま

昨日『福岡アジア美術館』

企画ギャラリーを紹介したが

今日は常設展の話題。

  

アジアの23の国と地域の

近代から現代の美術作品

およそ5,000点を所蔵しているのは

世界屈指だそうだ。

  

今、開催中のコレクション展

同じアジア人だからか

共感できる事、多々。

  

例えばたくさんの『神様』。

日本には

八百萬の神がいらっしゃるが

アジア各地にも。

  

新作歌舞伎として上演した

『マハーバーラタ』

インドの大叙事詩だが

バリの伝統顔料で一体

何人の神様を描いているのだろう↓

    

こちらは

木彫の

『巨大な豚』

インドネシアに伝わる神様↓

  

ネパールでは

カリガンダキ川の

黒いアンモナイトが

ヒンドゥー教の神

ヴィシュヌの化身だと

されている↓


そのヒンドゥー神話の中で

最もポピュラーな

『ハマヌーン』は軍神↓

    

もともと

福岡アジア美術館の辺りは

唐へ渡る船着場だった場所。

遣唐使がここから旅立ち

ここに帰ってきたという

  

まさにアジアの玄関口で  

アジアの

民俗芸術や

民族芸術と

出会える。

  

詳しくは近日公開

#美術展ナビ

乞うご期待♪

2023.06.18

光彫り

“光彫り作家”なる肩書きを初めて聞いた。

    

作家の名前は

ゆるかわふう氏。

  

絵画でも彫刻でも映像でも無い

新しいジャンル。


世界で初めての

オリジナル技法

“光彫り”

作品はこちら↓

 

  

市販されている発泡断熱材で

できているというから驚いた。

  

家の天井裏とか

壁の裏とかに使用される

普通の建築材。

厚さ3センチほど。

  

それを電動工具で削ったり

溶かしたりして

凹凸をつけ

背後からLED照明を当てて

陰影を表現している。

  

上の鯨

照明が無い状態はこちら↓

  

いや、凄い!

畳5畳分くらいの大きさから

手のひらサイズまで

灯りの仕込み方も見事。

  

  

  

  

これは僕の拙い画像だと

うまく伝わらない。

実際に見て欲しい。

  

博多座の隣

リバレインセンタービルの

福岡アジア美術館

企画ギャラリーにて

7月9日まで。

2023.06.17

国宝 金印

福岡市の百道浜にある福岡市博物館へ。

  

その常設展は

真っ暗な展示室から始まる。

  

ケースの中で黄金の輝きを

放っているのは

金印。

  

  

1784年、志賀島で発見され

1931年、国宝に指定された

ザ・本物!

  

一辺2.3cm

重さ108g

鈕は蛇をかたどった金塊。

    

後漢の光武帝が

西暦57年

「倭の奴国」の使いに

授けたらしく

漢字5文字が刻まれている↓

  

金印は

通常の印鑑のように

朱肉をつけて使うものではない。

  

多分、このように

使われたのだろうという

復元品がこちら↓

  

金印には紫綬を付けるのが

お約束だそうだ。

  

金印の大きさ自体は

ちっちゃいけど

これまで膨大な人数が

その解明に関わり

見守ってきた。

  

およそ2,000年前の金印が

今、ここにある奇跡。

それを福岡で見ている自分。

何とも言えない気持ち。

2023.06.16

今夜、姫路城公演ダイジェスト版放送

TV番組のご案内です。

NHKのEテレ

『芸能きわみ堂』で

平成中村座姫路城公演

2週に亘って放送されます↓

  

  

前編

6月16日(金)

21:00〜21:30

  

後編

6月23日(金)

21:00〜21:30

  

高橋英樹さん

大久保佳代子さんが

先月、実際に

姫路城平成中村座を訪れ

色々な角度から

その魅力をリポート♪

  

舞台そのものは

ダイジェスト版ですが

平成中村座の楽しさは

きっと蘇ってくるはずです。

2023.06.15

また、会えたね!

行く先々で縁があるのが

ジブリ展。

  

福岡市博物館で開催中

『また、会えたね!

鈴木敏夫とジブリ展』へ。

  

  

鈴木敏夫氏は

皆さまご存知

スタジオジブリの

プロデューサーで

『となりのトトロ』を作ろう!

と発案した方。

  

世界でも人気の

スタジオジブリの作品が

どのように生み出されるのか

鈴木氏の

インスピレーションの源となる

書籍8,800冊や

映画作品およそ10,000点が

展示されている。

  

定番キャラクターの

迫力の造形は

撮影可能↓

 

  

インパクト強すぎて

夢に出てきそう笑。

  

『千と千尋〜』のカオナシ

嬉しいのか

悲しいのか。

独特のフォルムが

太陽の塔を彷彿とさせる↓

  

  

スタジオジブリは

1985年の今日

設立された。

2023.06.14

利休茶会in博多

昨日ご紹介しました筥崎宮には

天正15年(1587年)6月14日

利休茶会が開かれたという記録が

残っています。

  

九州を平定したばかりの

豊臣秀吉公や

博多の豪商

神屋宗湛らが

招かれました。

  

境内の灯籠堂辺りだったそうで

そのお堂は今

筥崎宮から300mほど離れた

瑠璃山医王密寺恵光院に

移築されています↓

  

 

先週、恵光院へ伺ってみますと

灯籠堂の前に

樹齢200年の菩提樹があって

見事な花を咲かせていました↓

  

  

お寺の方の話によりますと

例年に比べ1週間ほど早い

開花だったそうです。

  

木の下に立ってマスクを外し

大きく深呼吸。

馥郁たる香りが心地良く

しばし和みのひととき。

  

  

今年は6月4日に

『菩提樹まつり』が開かれ

抹茶の点出しが

行われたそうです。

  

利休居士を偲んで一服

いつか参加させて頂きたいです。

2023.06.13

筥崎宮

博多座は

地下鉄中洲川端駅に直結という

好アクセスな場所です。

 

その中洲川端駅から

貝塚行きに乗りますと

わずか6分で箱崎宮前駅へ。

 

日本三大八幡の一つ

筥崎宮(はこざきぐう)です。

  

一の鳥居は国の重要文化財で

軍師で名高い黒田官兵衛(如水公)の

嫡男である黒田長政公が

建立しました↓

  

勝運の神様として知られる筥崎宮。

毎年、ソフトバンクホークスや

アビスパ福岡の選手の皆さんが

必勝祈願に訪れます。

      

境内で

つい見逃しがちなのが

箱崎浜の砂

『お潮井』です↓

  

ここ博多では

『お潮井』を

竹で編んだ小さな籠『てぼ』に入れ

玄関先に吊るし

出かけるときにひとつまみ

身体にふりかけ

災難除けにしています。

  

特に博多祇園山笠の時期は

「流れ」と呼ばれる町ごとに

集団で浜辺へ取りに行きます。

祭りの重要アイテムなのです。

  

他にも

家を新築する時は

敷地を祓い清めたり

農家では田畑に撒いて

虫除けや豊作を祈ったり。

  

厄除け開運祈願済みですから

お土産にも良いかもです♪  

2023.06.12

KARATE

昨日、福岡国際センターで

KARATE(空手)の世界大会

プレミアリーグ2023決勝開催。

これは行くしかないでしょ!

    

博多座の出番が終わると

ダッシュで向かった。

徒歩10分ほど。

博多座って本当に便利がいい。

どこへ出るにもアクセス抜群。

  

  

会場は全席自由。

元気いっぱいの空手っ子たちが

通路を走り回っていた。

  

僕も子どもの頃

日本武道館で

極真空手を見た。

迫力満点だったのを

いまだに覚えている。

     

KARATEには

KUMITE(組手)と

KATA(形)がある。

  

KUMITEのルールは

選手2人が

蹴りや突きの技をかけ合って戦い、

審判が旗を真上にあげると3点

床と平行にあげると2点

腕を斜め下にあげると1点。

合計点の高い方が勝ち。

(チラシより↓)

  

一方のKATAは

選手2人が一人づつ演武を披露。

7人の審判が

力強さやスピードなどを採点し

50点満点の点数判定で

勝ち負けを決める。

  

特にKATAの

大野ひかる選手が

圧巻だった。

会場の空気を一掴み。

咳払いさえも憚られるような

張り詰めた中で

速くて美しくて

気持ち良い間。

日舞に通じるものを感じた。

東京五輪では代表に選抜されず

一度は辞めようと思ったらしいが

今回見事金メダル!

(表彰式より↓)

  

ウクライナの選手が

金メダルに輝いた階級もあり

国際親善の場でもあった。

  

KARATEは空手道。

スポーツを通して

日本の文化を

世界へ発信する場でもある。

2023.06.11

ミーガン

地方公演の時の楽しみの一つが

ご当地の映画館へ行くこと。

JR博多駅のお隣

JR竹下駅から徒歩9分

ららぽーと福岡へ。

  

サイコ・スリラー

『ミーガン』拝見。

  

  

完璧な友達のはずだった

AI人形が

制御不能に。

  

昭和の時代だったら

空想だったけど

今や現実になってもおかしくない。

  

そういう意味で

底知れない恐怖を感じる。

  

何がどう怖いのか

面白いのかは

映画館で是非!

  

帰りに実物大ガンダムを撮影。

後ろ姿もパチリ↓

  

 

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