松島屋ないまぜ帖

2022年12月

2022.12.31

“スウ”なテーブル

京都にある河井寛次郎記念館へ行った

スタッフからこんな報告が。

  

「立派なテーブルがありました。

使い込んだ感じ

椅子とのバランスが絶妙!

ここでクイズ♪

一見、丸太風なこのテーブル

一体何でしょうか?」

  

  

ん?ただのテーブルじゃ

ないって事ね。

テーブルの直径は

1mくらいありそう。

高さは膝より少し上。

  

よく見るとテーブルの下の方が

窄まっている。

サイドに窪みもある。

 

  

岡本太郎が好きそうなデザイン。

いや、ただのデザインじゃないかも。

わからん。

「ムリ、降参」

  

「答えは、ウス」

「ウスって、餅つきの?」

「そうです。

信州の松で作った臼。

臼をひっくり返して

テーブルとして使うなんて

実用の美ですね」

  

そうだ、河井寛次郎といえば

柳宗悦らと一緒に

民藝運動を繰り広げた方だ。

  

臼を逆さにして使う時は

“スウ”と言う?

んなわけないか笑。

  

さて

本年最後のblogとなりました。

応援に感謝です。

来年も宜しくお願い申し上げます。

2022.12.30

地下鉄コンプリート

今年頑張ったことの一つが

地下鉄スタンプラリー。

全駅コンプリート!完全制覇‼︎

  

駅に掲示されている

デジタルスタンプ

QRコードを

一箇所ずつ読み取るもの。

  

銀座線

日比谷線

千代田線

半蔵門線

副都心線

丸ノ内線

東西線

有楽町線

南北線

  

全144駅GET

ほぼひと月を要した。

  

賞状?と言うか

認定証もデジタル。

  

iPadの中に

『デジタルマイスター』の

認定証が入っていて

平成中村座十一月筋書きで

紹介したので

このblogでは

全駅制覇の画像をご高覧頂く事とする↓

  

1927年(昭和2年)の今日

上野から浅草まで

地下鉄が開業した。

  

その時の地下駅の数は4つ。

  

こんなに駅が増えるとは

当時誰が想像しただろう。

2022.12.29

南座ブロマイド販売中

 

千穐楽を迎えたばかりの

南座顔見世興行、

亀蔵のブロマイドが

ネット販売されています。

      

090「すし屋」酢屋弥左衛門

091   ゞ

092   ゞ

093   ゞ

094   ゞ

095「封印切」槌屋治右衛門

096   ゞ

097   ゞ

 

画像はこちらをタップ

  

南座ご観劇記念に是非どうぞ♪

  

遠征できなかった方には

雰囲気だけでも

ご高覧くださいませ。

  

2022.12.28

国立稽古スタート

国立劇場初春公演の稽古が始まった。

劇場前庭でも

クレーンを使って垂れ幕の設置が

行われていた。

  

  

毎年正月は菊五郎劇団の出し物。

立ち回りたっぷりの

古典歌舞伎が恒例で

ほぼ毎回出させて頂いている。

たいてい悪役。

  

実は、この劇場

柿落とし公演にも出演した。

あの時は子どもだったから

悪役じゃなかった笑。

  

奨励賞とか優秀賞とか

思い出もあり

懐かしい。

  

思い入れのある劇場で

建て替え前の最後の初春歌舞伎。

お客さまには隅から隅まで

ずずずい〜っとご見物頂きたい。

  

  

2022.12.27

一陽来福

散歩の途中で見つけた

ユニークな形、

パイナップルのミニチュア版

のような実です。

  

  

口が開かないことから

「口無し」

↓ ↓ ↓

「クチナシ」という

名前がついたということですが

皆さまご存じの通り

白い花は香りが抜群。

昭和歌謡になったくらいです。

  

今では指輪も回るほど〜♫

渡哲也さんの

『くちなしの花』

覚えてますか?

  

そして実の方は

栗きんとんを作る時

着色材に使われるそうで

なにかとお役立ち植物の

山梔子。

  

紅葉が終わって

彩りが少ない季節に

元気がぎゅっと詰まったような

オレンジ色は

見ているだけで嬉しくなります。

  

そして連想するのは太陽。

一陽来復は

一陽来福です。

2022.12.26

宮脇賣扇庵サン

今年も残り僅かとなった。

来年は卯歳。

  

縁起物として

宮脇賣扇庵サンの干支扇を

玄関に飾らせて頂いている

 

京扇子は

はんなりしていて

雅やかさに加え

どことなく愛らしさがある。

  

扇子は京都が発祥の地。

  

今回の南座顔見世

自分土産は

稽古で使う扇子にした。

2022.12.25

粟餅

毎月25日は天神様の日ですが

今日は「終い天神」

一年で最後の縁日です。

  

京都で天神様と言えば

北野天満宮。

その近くにある粟餅屋サンが

有名で

黄粉の香ばしさったら!

お店の皆さんが

粟餅を手際よく丸めていくのも

見ていて楽しく

待ち時間が苦になりません。

  

歌舞伎舞踊にもございまして

国立国会図書館には

三代目豊国の

こんな浮世絵が残っています↓

   

京都南座も、本日

千穐楽を迎えます。

  

暮れのご多忙な中

大勢の皆さまに

お出ましいただきましたこと

心より御礼申し上げます。

  

    

最後にTV番組のご案内です。

本日21時から

NHKのEテレ

『古典芸能への招待』にて

今月の南座公演

『封印切』『松浦の太鼓』が

放送されます。

  

詳細はこちらをタップ

2022.12.24

クリスマスと林檎

  

初モノで七十五日♪と

ときどきこのblogで書いているが

先日「こみつ」®︎に遭遇。

  

青森県石川町の

こみつの会が

平成18年に商標登録申請し

翌年認可された林檎である。

  

小ぶりで

蜜がたっぷり。

香り高く

甘い。

 

驚くべきことに

切り口の

半分以上が蜜っ↓

  

説明書をよく読んだら

「従来の林檎の食べ方ではなく

5ミリ程度の輪切りにして」

と書かれていた。

はい、次回から。

  

ジカイと言えば

アダムとイヴが食べて

楽園を追われる原因となった果実が

林檎。

  

だから自戒の念を込めて

クリスマスツリーに

林檎を飾る説あり。

  

今夜はクリスマスイヴ。

京都のアイコンの一つ

『京都タワー』は

普段はこんな感じだが↓

   

クリスマスを祝って

今日と明日は

ライトアップされると

公式サイトに出ていた。

  

赤と緑のクリスマスカラーに↓

  

  

せっかく京都にいるんだから

見逃すべからず。

初モノで七十五日♫

2022.12.23

クリスマスイヴの過ごし方

イギリスではかつて

クリスマスイヴに

暖炉の前に集まった家族が幽霊話をする

という風習があったと

某国営放送で紹介されていました。

  

日本で言うところの

ご先祖さまが帰ってくるお盆

みたいな感覚のようです。

  

真夏ならまだしも

クリスマス寒波到来の今

ゾワゾワ鳥肌が立つような内容は

ちょっとおススメできません。

  

そこで

歌舞伎オンデマンドで配信中の

『野田版 研辰の討たれ』を

皆さまでご覧になるというのは

如何でしょうか。

  

  

京都芸術大学では

学術研究の資料として

扱われていました。

亀蔵のからくり人形を見て

学生サンが大笑い!

そして最後は、ほろりと・・・。

   

クリスマスや年末休暇は

野田版『研辰』♪

配信は今月末までです。

2022.12.22

冬至

今が一番、日が短い。

太陽が最も低くなる時期で

今日の京都府は

日の出の時刻が7:01

日の入りが16:49

(国立天文台情報)

  

昼間は9時間48分で

夜の時間が14時間12分

ということになる。

  

冬至の今日

南瓜を食べて

柚子湯に入って

「一年間、風邪をひきませんように」

と、健康を祈る。

  

楽屋の風呂が

柚子湯になるのはありがたい。

  

京都の銭湯も

柚子湯になるそうだ。

  

  

今夜は日本全国

柚子の香りに包まれて

なんだかいい気分♪

  

そしてクリスマスあたりから

少しずつ

昼の時間が長くなっていく。

        

  


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