松島屋ないまぜ帖
2021.02.02
小倉織
江戸時代
今の北九州市は小倉藩でした。
そこで当時織られていた
縞模様の羽織や袴が小倉織。
幕府への献上品でもあったのですが
昭和初期から長い間
廃れていました。
それをエイヤッと大学を中退し
復活させたのが
築城則子さんです。
築城さんはその後
小倉縮も復元なさいました。
糸も染料も全てが天然素材
だからでしょうか、
キリッとしていて
でもフワッとしていて、
なんとも言えない風情なのです。
ものすごく手間のかかる
緻密な作品なのに
ドヤ顔じゃない。
奥ゆかしさとたおやかさを併せ持つ
日本文化の粋を感じます。
今月7日まで銀座和光で
帯や着物など百点が展示されています。
会場設営も素敵!
じっくり拝見できるチャンスです。