松島屋ないまぜ帖

2023年03月

2023.03.11

6月博多座出演決定

昨日

6月博多座の座組が発表されました。

  

亀蔵の出演は

2018年2月以来なので

5年ぶりです。

  

昼の部『人情噺文七元結』

角海老手代のお役を

させていただきます。

  

元は圓朝落語で

江戸の情緒溢れる

ハートフルな作品です。

 

泣いたり笑ったり

博多座でほっこり過ごして

いただけましたら

嬉しいです。

  

  

博多座のすぐ近くには

昔ながらの川端通商店街があり

全長400mに

およそ130軒。

オススメのお店が沢山!

  

これから随時

紹介してまいりたいと思います。

ぶらぶらするだけでも楽しいです。

  

ちょっと遠出をなさりたい方

太宰府天満宮のハナショウブは

雨が降ると美しさが増しますし

柳川でどんこ舟に揺られるのも

オツなもの。

    

唐津や呼子の方へ足を伸ばし

透明な烏賊刺に舌鼓を打つ

グルメな旅も良いですね。

  

鉄道好きな方

九州の観光列車

“或る列車”や“ゆふいんの森”など

今のうちに予約なさっては

如何でしょうか。

  

ワクワクな6月を

ご計画くださいませ。

2023.03.10

休館前のラスト展覧会

渋谷の東急Bunkamuraが

オーチャードホールを除いて

4月10日から長期休館に入る。

  

ザ・ミュージアムでは

『マリー・ローランサンとモード』展

開催中。

  

  

Bunkamuraでは

毎年パリ祭に因んだ

イベントが行われており

カフェ ドゥ・マゴなど

フランス色が強い。

だから今回の展覧会は納得。

  

単なるマリー・ローランサンの

回顧展ではなく

1920年代パリの

アートやモードなど

ローランサンが生きた時代

現実味を帯びて見えてくる。

    

パリ生まれのマリー・ローランサンは

ガブリエル・シャネルと同い年。

ピカソやブラックとの交流から

当初はキュビズム色が濃かったが

やがて優美なフォルム

独特なパステル調の色合いが

彼女のアイコンとなる。

     

いつだったか忘れたが

前回の展覧会で求めた

マリー・ローランサンの

ポストカード↓

  

マリー・ローランサンが描く

女性の服が

いつもフワ〜っとしている理由が

この展覧会を見て

やっとわかった。

  

絵画とモード

切っても切れない。

2023.03.09

諸葛孔明おすすめの

吉川英治先生の『三国志』

篇外余録に出てくる

『諸葛菜』は

諸葛孔明の推奨植物です。

  

吉川先生の文の一部を

紹介します。

 

   

「彼が、軍を移駐して

ある地点からある地点へ移動すると

かならず兵舎の構築とともに

附近の空閑地に蕪の種を

蒔かせたということだ。

この蕪は春夏秋冬

いつでも成育するし

土壌を選ばない特質もある。

そしてその根から茎や葉まで

生でも煮ても喰べられるという

利便があるので

兵の軍糧副食物としては

絶好の物だったらしい」

  

諸葛孔明の細やかさを象徴する

諸葛菜(ショカツサイ)。

湯島聖堂スタッフ研修の折

偶然カメラに収めていました。

仰高門を入ってすぐの所です↓

  

   

原産地は中国で

江戸時代に日本へ。

やがて野生化して

全国どこでも見られるそうです。

  

蜀の国運を一身に担い

高い志を持った軍師の花が

今、あちこちで咲いています。

2023.03.08

忠犬ハチ公

昔、と言っても学生時代だから

40〜50年前のことになるが

スマホや携帯がなかったから

待ち合わせする時は

時間と場所をきっちり決めていた。

 

渋谷の東横線改札口の伝言板とか

眺めていると結構面白くて

待ち時間が苦にならなかった。

  

最高で3時間待ったことがある。

が、流石に十年は待てない。

  

十年間、来ぬ人を待ったのは

ハチ公。

待つ方もだけど

待たれる方も辛いよね。

  

飼い主だった東大の上野教授

あの世でどう思ってたかなぁ。

  

忠犬ハチ公の命日。

1935年の今日

上野教授と再会を果たしたに違いない。

2023.03.07

オットーという男

今月10日公開の映画

『オットーという男』

  

公式Twitterに数時間前アップされた

亀蔵のコメント付予告編

もうご覧になりましたか?

  

Twitter検索は

#オットーという男#片岡亀蔵

でどうぞ。

  

此方をタップしてみてください。

こんな画面にジャンプできます↓

  

  

トム・ハンクス最新作

『オットーという男』

皆さまのお力で

リツイートでの拡散

よろしくお願い申し上げます。

2023.03.06

文字兵衛くんの振替公演

珍しい演奏会のお知らせです。

  

以前、このブログで告知し

コロナ禍で延期になっていた

『ザ・トリオ

ヨーロッパと江戸の融合』は

本日、振替公演が行われる。

  

夜7時から紀尾井ホールにて。

  

  

ピアノ山形由美氏

フルート菅野潤氏

三味線は常磐津文字兵衛くん。

  

それぞれの業界の

トップランナー3人による

ユニークなコラボレーションは

結成4年目。

  

これまで

バルセロナ公演や

パリ公演

千葉公演など

満員の観客を魅了してきた

実力派。

  

今回、新作も披露。

  

お申込み・お問合せは

コンサートイマジン

03ー3235ー3777

または

此方をタップしてください。

2023.03.05

八丁堀の新スポット

八丁堀駅の目の前にある新スポット

『本の森ちゅうおう』。

  

京橋図書館や郷土資料館などが

併設された複合施設で

昨年暮れにオープン。

ちょうど三ヶ月が経ちました

 

  

地上6階

地下1階

延面積8600平方メートル

蔵書数は42万冊で

座席数は450席。

  

そもそも

明治44年2月

京橋簡易図書館として開館し

今年で創設112年!

  

細長い建物は

ガラスをふんだんに使った設計で

明るく広々とした印象です。

  

机や椅子は窓際に置かれ

各フロアにゆったり寛げるスペースも。

1階にはカフェがオープン↓

  

  

6階の屋上では

星空に関するイベントが行われ 

今月11日は

金星/オリオン座大星雲の観望会などが

予定されています。

   

 

郷土資料館では

中央区に統合される前

京橋区・日本橋区だった頃の

巨大地図が床一面に!

  

  

「東京駅はどこかしら?」

「歌舞伎座は?」

なんて探してみるのも

楽しいですね。

  

最後に『八丁堀』という

地名の由来を紹介します。

  

江戸城に物資を運んだ

人工的な堀がありまして

長さが八町

およそ872mだったことから

「八町(丁)堀」

と呼ばれるようになったと

京橋図書館だよりに

記されていました。

2023.03.04

着到

国立劇場3月歌舞伎公演が始まりました。

舞台写真は此方をタップ

  

以前ご紹介したかもしれませんが

ご存知ない方にプチ情報です。

  

歌舞伎通の間では

『着到』を生で聴ける場所として

有名なのが国立です。

  

『着到』とは

開演30分前を知らせるお囃子のこと。

  

温度や湿度、演奏者によって

和楽器の音色は

微妙に変わるため

本番前の

お試し演奏でもあります。

    

フィギュアスケートの試合前に

氷の感触を確かめる

6分間練習に似ていますね。

  

国立劇場の開場時間は

開演45分前。

なので開演30分前の着到が聴ける

珍しい場所が国立なのです。

  

  

綴織緞帳『四季草花図』を眺めながら

『着到』を楽しんでいると

ワクワク感が高まってまいります。

    

さあ、歌舞伎時間のスタートです。

上演時間は3時間10分。

ほんのひととき

ごゆるりとお過ごしください。

     

前庭にある6本の梅は

満開を過ぎて散り始めたものも。

半月後には

桜にバトンタッチです。

   

2023.03.03

本日、国立初日です

さよなら公演中の初代国立劇場は

本日初日

亀蔵は『入門 源氏の旗揚げ』で

20分ほど

芝居と踊りの解説をいたします。

  

この時の役名が「亀吉」

かめきちなのですが

実は三代目片岡市蔵の父親は

大阪で絵師をしておりました。

その名は亀屋吉兵衛=亀吉!

偶然でしょうか?

必然でしょうか?

  

ご先祖さまの強力なバックアップのモト

皆さまに楽しんでいただけますよう

頑張ってまいる所存です。

  

もちろん芝居にも出演致します。

今回は「曲舞」

くせまいという

大変に珍しい場がございます。

  

国立劇場は今年の秋から

建て替え工事に入りますので

記念観劇としてもおすすめです。

二代目のお披露目は6年後。

さあて

世の中はどうなっていますやら。

皆さまのお力で

歌舞伎を未来へ

つないでくださいませ。

  

昨日の読売新聞夕刊広告より↓

  

2023.03.02

閲覧数2万越え

一昨日から昨日にかけて

このブログを

大勢の皆さまがご高覧くださいました。

  

毎日ご覧になられている方も

初めてご覧になられた方も

有難うございます。

   

そして公式Twitterで

取り上げてくださいました

三菱一号館美術館さまに

この場を借りて

御礼申し上げます。

  

ご感想が届いていますので

一部紹介いたします。

  

○「2月25日のブログ

『芳幾・芳年展』での

こだわり演出

画像があって

わかりやすかった」

  

角度を変えての見比べを

楽しんでくださり

感謝です。

スタッフ同行でしたので

亀蔵コミの撮影ができました。

こちらは会場入口↓

  

○「お洋服、素敵。

60過ぎのおじさん(失礼っ!)なのに

ロールアップ可愛いですね」

   

衣装協力&コーディネートは

ニューヨーカー様です↓

  

「大変なお仕事だと思います。

長く続けていらっしゃることが

素晴らしい!」

  

四捨五入すると

芸歴60年の亀蔵ですが

実は二十歳の頃

役者を一時休業。

姉が経営するバーで

マスターをしていました。

  

数年後

歌舞伎の世界へ戻り

尾上辰之助サンの元で

修行に励んだ日々が

今の根底にあります。

  

ブログは毎日更新中です。

またこれをご縁に

劇場へもお出まし頂けましたら

幸いです。

国立劇場3月公演は

明日から27日まで。

  

浮世絵

おっきい画像で紹介します♪

        

  


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