松島屋ないまぜ帖

2023.03.04

着到

国立劇場3月歌舞伎公演が始まりました。

舞台写真は此方をタップ

  

以前ご紹介したかもしれませんが

ご存知ない方にプチ情報です。

  

歌舞伎通の間では

『着到』を生で聴ける場所として

有名なのが国立です。

  

『着到』とは

開演30分前を知らせるお囃子のこと。

  

温度や湿度、演奏者によって

和楽器の音色は

微妙に変わるため

本番前の

お試し演奏でもあります。

    

フィギュアスケートの試合前に

氷の感触を確かめる

6分間練習に似ていますね。

  

国立劇場の開場時間は

開演45分前。

なので開演30分前の着到が聴ける

珍しい場所が国立なのです。

  

  

綴織緞帳『四季草花図』を眺めながら

『着到』を楽しんでいると

ワクワク感が高まってまいります。

    

さあ、歌舞伎時間のスタートです。

上演時間は3時間10分。

ほんのひととき

ごゆるりとお過ごしください。

     

前庭にある6本の梅は

満開を過ぎて散り始めたものも。

半月後には

桜にバトンタッチです。

   

        

  


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