松島屋ないまぜ帖

2023年03月

2023.03.17

平成中村座チケット情報

昨日、大阪で中村屋サンによる

記者会見が行われました。

  

その中で姫路城平成中村座の

チケット情報が出ましたので

共有させていただきます。

  

3月4日から一般販売が始まり

3月6日に全席完売しました。

本当にありがとうございました。

  

但し、当日券(立ち見)

販売ございます。

諦めないでください。

  

公演期間は

5月3日から5月27日まで。

  

それに先立って

『お練り』も予定されています。

詳細は決まり次第

インフォメーションまたは

ブログでお知らせいたします。

  

姫路城が世界遺産に登録されて

30年を記念しての公演です。

ご期待ください。

  

2023.03.16

閉館まで半月の

サン=テグジュペリ生誕100年を記念して

1999年

世界で初めて!箱根にオープンしたのが

『星の王子さまミュージアム』。

  

コロナ禍での来園者の減少や

建物の老朽化などで

惜しまれつつ

今月末に閉館する。

  

 

  

作者の生涯を巡る旅&

『星の王子さま』の物語の世界を

オマージュ。

  

 

  

  

いろんな訳が出版されていて

訳者によって

随分印象が変わってくる

『星の王子さま』。

  

もう一度

読んでみたくなった。

2023.03.15

土蜘

令和元年8月創刊

アシェット社

歌舞伎特選DVDコレクション。

  

最新号は

尾上松緑サン主演『土蜘』です。

亀蔵、番卒で出演しております。

  

 

  

芝居の中で土蜘は

源頼光の刀

『蜘蛛切』別名

『膝丸』別名

『薄緑』で

切り付けられるのですが

その刀、実際に存在します。

  

源家の宝刀で

今は重要文化財として

京都の大覚寺に

収められているのです。

  

『膝丸・薄緑』クリアファイル↓

   

土蜘伝説に思いを馳せながら

歌舞伎をご覧になられるのも

一興かと。

  

隔週刊

『歌舞伎 特選DVDコレクション』

第93号

「新古演劇十種の内 土蜘」

価格2,299円(税込)

  

詳しくは歌舞伎屋本舗へ↓

2023.03.14

良弁椿

奈良東大寺の二月堂で行われる修二会

千二百年の間

絶えることなく

今に伝えられています。

  

厳しい修行(本行)は2週間。

中でも3月12日から14日の深夜に

行われる『達陀』は

歌舞伎舞踊にもございまして

須弥壇を跳ね回る所作が独特です。

  

二月堂そばにあるのは開山堂。

東大寺の初代別当・良弁僧正が

祀られています。

(良弁僧正に因んだ歌舞伎

『良弁杉』も

機会がございましたら

是非ご覧ください)

  

庭には

椿の古木があり

白い斑入りの赤い花弁は

まるで糊をこぼしたかのよう。

『糊こぼし椿』とも

『良弁椿』とも呼ばれています。

  

この時季

奈良の和菓子屋サンでは

それぞれ工夫を凝らした

お菓子が販売されます。

此方は鶴屋徳満サンの御製で

『開山良弁椿』↓

  

『お水取り』が終わると

冬が明ける

と言われています。

大和路に春を告げる

お菓子です。

2023.03.13

国立の熊谷桜、満開

国立劇場には

早咲きから遅咲きまで

いろいろな桜がある。

  

今、満開なのは『熊谷桜』↓

  

その名は

歌舞伎の演目にもある

『熊谷陣屋』の

熊谷次郎直実

(くまがいじろうなおざね)に

由来する。

  

平成24年3月歌舞伎公演の折

熊谷市から寄贈されたもので

先の團十郎サンが

植樹なさった時の様子が

国立劇場ホームページに出ていた↓

 

  

今年の秋から建て替えに入るため

国立劇場は

さよなら公演中。

  

国立演芸場も伝統芸能情報館も

全部ひっくるめての

大規模工事。

  

沢山の桜は

どうなるのだろう。

  

立派に育った熊谷桜。

まさか捨て置かれることはないはず。

  

もし移植されても

その先で

ちゃんと育つことを

願ってやまない。

 

そして前庭では

4年ぶりの

『さくらまつり』

開催決定!

    

売店が出る日があったり

グッズ販売があったり。

  

初代国立劇場で

歌舞伎も桜も

両方楽しんでいただきたい。

  

今月18日から4月3日まで。 

    

詳細は此方をタップ

(国立劇場ホームページより)

2023.03.12

美術展ナビ

春は始まりの季節。

これまでいろんな新しい世界に

チャレンジしてきて

この春

また一つ嬉しいご縁が繋がった。

  

読売新聞社さんの美術専門サイト

『美術展ナビ』に

参加させてもらうことに。

  

  

タイトルは『亀蔵meets』

もうご覧になりましたか?

  

1回目は三菱一号館美術館の

『芳幾・芳年展』。

  

半月前にこのブログで

“特殊な壁”

見る方向で違う画像が浮かび上がる壁を

紹介したのを覚えておられるだろうか。

  

『亀蔵meets』では

さまざまな浮世絵を紹介しつつ

芳幾、芳年の仕事ぶりを

専門記者サンが

巧みな文章で掘り下げていく。

やっぱりプロは違う。

文章の達人である。

    

此方をタップしていただくと

サイトへ簡単にジャンプできるので

是非ご高覧ください。

2023.03.11

6月博多座出演決定

昨日

6月博多座の座組が発表されました。

  

亀蔵の出演は

2018年2月以来なので

5年ぶりです。

  

昼の部『人情噺文七元結』

角海老手代のお役を

させていただきます。

  

元は圓朝落語で

江戸の情緒溢れる

ハートフルな作品です。

 

泣いたり笑ったり

博多座でほっこり過ごして

いただけましたら

嬉しいです。

  

  

博多座のすぐ近くには

昔ながらの川端通商店街があり

全長400mに

およそ130軒。

オススメのお店が沢山!

  

これから随時

紹介してまいりたいと思います。

ぶらぶらするだけでも楽しいです。

  

ちょっと遠出をなさりたい方

太宰府天満宮のハナショウブは

雨が降ると美しさが増しますし

柳川でどんこ舟に揺られるのも

オツなもの。

    

唐津や呼子の方へ足を伸ばし

透明な烏賊刺に舌鼓を打つ

グルメな旅も良いですね。

  

鉄道好きな方

九州の観光列車

“或る列車”や“ゆふいんの森”など

今のうちに予約なさっては

如何でしょうか。

  

ワクワクな6月を

ご計画くださいませ。

2023.03.10

休館前のラスト展覧会

渋谷の東急Bunkamuraが

オーチャードホールを除いて

4月10日から長期休館に入る。

  

ザ・ミュージアムでは

『マリー・ローランサンとモード』展

開催中。

  

  

Bunkamuraでは

毎年パリ祭に因んだ

イベントが行われており

カフェ ドゥ・マゴなど

フランス色が強い。

だから今回の展覧会は納得。

  

単なるマリー・ローランサンの

回顧展ではなく

1920年代パリの

アートやモードなど

ローランサンが生きた時代

現実味を帯びて見えてくる。

    

パリ生まれのマリー・ローランサンは

ガブリエル・シャネルと同い年。

ピカソやブラックとの交流から

当初はキュビズム色が濃かったが

やがて優美なフォルム

独特なパステル調の色合いが

彼女のアイコンとなる。

     

いつだったか忘れたが

前回の展覧会で求めた

マリー・ローランサンの

ポストカード↓

  

マリー・ローランサンが描く

女性の服が

いつもフワ〜っとしている理由が

この展覧会を見て

やっとわかった。

  

絵画とモード

切っても切れない。

2023.03.09

諸葛孔明おすすめの

吉川英治先生の『三国志』

篇外余録に出てくる

『諸葛菜』は

諸葛孔明の推奨植物です。

  

吉川先生の文の一部を

紹介します。

 

   

「彼が、軍を移駐して

ある地点からある地点へ移動すると

かならず兵舎の構築とともに

附近の空閑地に蕪の種を

蒔かせたということだ。

この蕪は春夏秋冬

いつでも成育するし

土壌を選ばない特質もある。

そしてその根から茎や葉まで

生でも煮ても喰べられるという

利便があるので

兵の軍糧副食物としては

絶好の物だったらしい」

  

諸葛孔明の細やかさを象徴する

諸葛菜(ショカツサイ)。

湯島聖堂スタッフ研修の折

偶然カメラに収めていました。

仰高門を入ってすぐの所です↓

  

   

原産地は中国で

江戸時代に日本へ。

やがて野生化して

全国どこでも見られるそうです。

  

蜀の国運を一身に担い

高い志を持った軍師の花が

今、あちこちで咲いています。

2023.03.08

忠犬ハチ公

昔、と言っても学生時代だから

40〜50年前のことになるが

スマホや携帯がなかったから

待ち合わせする時は

時間と場所をきっちり決めていた。

 

渋谷の東横線改札口の伝言板とか

眺めていると結構面白くて

待ち時間が苦にならなかった。

  

最高で3時間待ったことがある。

が、流石に十年は待てない。

  

十年間、来ぬ人を待ったのは

ハチ公。

待つ方もだけど

待たれる方も辛いよね。

  

飼い主だった東大の上野教授

あの世でどう思ってたかなぁ。

  

忠犬ハチ公の命日。

1935年の今日

上野教授と再会を果たしたに違いない。

     

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