松島屋ないまぜ帖

2022.12.31

“スウ”なテーブル

京都にある河井寛次郎記念館へ行った

スタッフからこんな報告が。

  

「立派なテーブルがありました。

使い込んだ感じ

椅子とのバランスが絶妙!

ここでクイズ♪

一見、丸太風なこのテーブル

一体何でしょうか?」

  

  

ん?ただのテーブルじゃ

ないって事ね。

テーブルの直径は

1mくらいありそう。

高さは膝より少し上。

  

よく見るとテーブルの下の方が

窄まっている。

サイドに窪みもある。

 

  

岡本太郎が好きそうなデザイン。

いや、ただのデザインじゃないかも。

わからん。

「ムリ、降参」

  

「答えは、ウス」

「ウスって、餅つきの?」

「そうです。

信州の松で作った臼。

臼をひっくり返して

テーブルとして使うなんて

実用の美ですね」

  

そうだ、河井寛次郎といえば

柳宗悦らと一緒に

民藝運動を繰り広げた方だ。

  

臼を逆さにして使う時は

“スウ”と言う?

んなわけないか笑。

  

さて

本年最後のblogとなりました。

応援に感謝です。

来年も宜しくお願い申し上げます。

 

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