松島屋ないまぜ帖
2022.12.10
天保
今日は歴史の話題。
学校の授業で習った『天保の改革』。
覚えておられる方も多いと思うが
ざっくり言うと
老中水野忠邦が
倹約と風俗粛正などで
幕府の財政を立て直そうとしたもの。
その時、芝居(歌舞伎)が
槍玉に上がったらしい。
昔の芝居見物は丸々一日がかり。
芝居茶屋と連携をとった客は
幕間にわざわざ着物を着替えたり
飲むは食べるは豪勢だったと聞く。
お上にしたら、贅沢は敵!
芝居なんぞ取り潰してしまえ!と。
その時、異議を唱えてくれたのが
町奉行の遠山金四郎
あの!遠山の金さん。
ヒュ〜ヒュ〜♪
待ってましたっ!
だから遠山の金さんは
歌舞伎の恩人。
そして来月
国立劇場での初芝居に。
今の国立劇場は老朽化のため
建替え工事に入ることが決まっている。
初代国立のさよなら公演である。
是非ともお誘い合わせての御見物を。
歴史の話に戻るが
文政13年12月10日
天保に改元。