松島屋ないまぜ帖
2021.10.28
眼福!東をどり2021
昨日、新橋演舞場へ伺いました。
春から延期になっていた「東をどり」です。
今回はコロナ対策バージョン。
映像と芸者衆勢揃いのフィナーレ
併せて40分間の構成です。
大スクリーンでの映像は
新橋の料亭で撮影したもの。
普段なかなか目にする機会が少ない
料亭の見事な室礼を
芸者さんの踊りや
地方さんのお囃子と一緒に
楽しめるというご趣向でした。
茶席に掛かる竹内栖鳳の「紅葉」や
山口蓬春・福田平八郎の紅梅・白梅のお軸、
数百本の菖蒲の生花を活けたものなど
花柳界の粋が凝縮。
横山大観の「富士と箱根連峰」
襖絵22枚の迫力といったら、もう!
映像を使うのは
大正14年から始まった「東をどり」で
初の試みだそうです。
何十年か後になって
「あの時はあ〜だった、こ〜だった」
と懐かしく振り返る日が
来るかもしれません。
全てが珍しく、瞬きするのも
惜しいと思った私ですが
「新橋の料亭、懐かしいなぁ」と思われる方も
沢山いらっしゃるかと。
どうぞコロナ収束後には
新橋へ繰り出してくださいませ。
エポックメイキングな
「第九十六回 映像の東をどり」は
本日まで。
事前予約で、お持ち帰りのみの
料亭の折詰めが口福でした↓
左:金田中さん、右:米村さん