松島屋ないまぜ帖
2021.10.13
栗より美味い
子どもの頃に聞いた焼き芋屋の売り声は
「栗より美味い十三里半〜」だった。
この話をしたら
嫁がハテナな顔をした。
福岡では、聞いた事が無いと言う。
「栗は九里
よりは四里
足して十三里だから
栗より美味い十三里〜で
いいんだけど
もうひとひねり。
さつまいもの産地、川越は
江戸から十三里半の距離なんだよ。
この駄洒落、わかる?」と
解説してあげた。
「あ〜なるほど。
じゃあ、さつまいもは仔熊ってわかる?」
嫁が反撃に出た。
さつまいもは仔熊の好物ってことか?
それとも仔熊の形をしたさつまいも?
「ハイ、ブッブー時間切れ。
正解はね、韓国語でした。
韓国語でコグマって言うのよ
さつまいものこと」
知らんがな〜。
今日はサツマイモの日。
美味しいさつまいもを食べることができるのは
甘藷先生と言われた青木昆陽先生の
研究のおかげ。
国の名勝&史跡に指定されている
東京大学大学院理学系研究科附属植物園には
青木昆陽先生を讃える
甘藷試作跡の碑がある。
さつまいもの色や形を彷彿とさせる石碑で
「甘藷」の文字が読める↓