松島屋ないまぜ帖
2021.10.02
本日、初日
緊急事態宣言解除でも
歌舞伎座は宣言期間中と何ら変わらない。
客席50%以下。
基本的には前後左右を空けた市松模様。
最前列だけじゃなく花道近くも
幕見席も空席。
静かなロビー
水を打ったような客席。
舞台の袖でスタンバイしている時
ちょっと切なくなる。
お客さまのお気持ちが伝わってくるから。
十月大歌舞伎第三部では
“ほっこり”していただきたい。
先日、嫁が「松竹梅湯島掛額」を書いていたが
「喜撰」の踊りも味わいがある。
何とも言えない風情を感じて欲しい。
夏の疲れは身体だけでなく
心にも来る。
歌舞伎じゃなくても
音楽でも美術でも何でもいい。
疲れが蓄積してコリ固まってしまう前に
自分で自分に良薬を処方していただきたい。