松島屋ないまぜ帖

2021年07月

2021.07.11

野口とノグチ

一昨日、亀蔵が

『イサム・ノグチ展』の話題を

お伝えしましたが、

私は別の切り口で。

  

上野公園に

野口英世の銅像があるのを

ご存知でしょうか。

ちょうど国立科学博物館の入り口近く、

東京都美術館の方を向いて立っています。

 

実は、野口英世とイサム・ノグチは

同じ時期にコロンビア大学にいました。

医学部に通っていたイサム・ノグチが

医者になろうか芸術家になろうか

迷っていた時、

芸術家の道を勧めたのが

当時客員教授だった

野口英世だったそうです。

  

つまり野口英世は黄熱病の研究で

世界を救っただけじゃなく

芸術家イサム・ノグチを世に送り出し

世界の人々の心を豊かにした!偉大なる人物。

  

野口英世の銅像と

イサム・ノグチ展が開かれている美術館は

噴水広場を挟んで真向かい。

野口英世がイサム・ノグチの仕事ぶりを

見届けているようです。

その才能をいち早く見出し

ちょっと鼻が高くなっているような・・・(笑)。

  

上野で奇跡のコラボ!

これもある意味『発見の道』。

イサム・ノグチ展のグッズ

讃岐名物“おいり”をお土産に♪

  


2021.07.10

GIマーク

  

木箱に付いてる

『G I』マークを眺めながら

食べごろになるのを待ちます↓  

GIは、アメリカ兵じゃなく(苦笑)、

GEOGRAPHICAL INDICATIONの

頭文字。

  

特定地域で

伝統的な方法で生産され、

高い品質で評価されている

農林水産物や食品の名前

知的財産として国に登録できる制度。

夕張メロンは“第4号”だそうです。

  

因みに

第1号・・・あおもりカシス

第2号・・・但馬牛

第3号・・・神戸ビーフ

です。

    

我が家は“熟れ熟れ”が好きなので

追熟期間長め(笑)

室内にメロンの芳香が漂って

幸せ度がグングン上がります♪

  

メロンは、

ビタミンやミネラルが豊富で

甘さ、香り、ジューシーさ

どれをとっても花丸♪

旬の力をいただいて

梅雨の季節を乗り切ります。

  

  

  

2021.07.09

イサム・ノグチ

平日の雨の日は

美術館へ行くことが多い。

  

人が少ないから

ゆっくり作品を見ることができる。

  

イサム・ノグチの“あかり”には

その陰影の中に懐かしさを覚えた↓ 

黒いドーナツのようなオブジェは

“黒い太陽”↑

花崗岩の彫刻。

  

僕のお気に入りは“太った踊り子”↓

  

嫁のお気に入りは“レディ・ミラー” ↓

 

打ち合わせたわけではないのに

偶然同じ日に見に行ってた。

  

僕は木場で映画を観た後。

嫁は、上野精養軒で

おひとりさまランチの後

ぷらっと立ち寄ったと言う。

「照明のショールームみたいだったね。

フランクロイドライト風の、気づいた?

“ライト”なだけに〜♪」

  

ドヤ顔での駄洒落に

返す言葉ナシ(苦笑)。

  

『イサム・ノグチ 発見の道』

東京都美術館にて

8月29日まで。

  

  

2021.07.08

ゴジラvsコング

先月、東京ドームシティ

Gallery AaMoで

過去作の復習済み↓

  

準備万端というか

満を持して

最新作『ゴジラvsコング』を

映画館で観た。

  

2億ドルの製作費をかけた

怪獣同士の殴り合いは

IMAXで観るに限る。

特別ゴジラ好きな訳ではないが 

最高!の一言に尽きる。

  

流石ハリウッド映画!

今の鬱々とした世界を

打破してくれそうな勢い。

ストーリーなんて、もうどーでもいい。

映画館を出る時には爽快感さえ覚えた。

  

  

蛇足だが、昨日は

ゴジラの産みの親とも言える

『特撮の神様』円谷英二サンの

生誕120年(1901年7月7日生まれ)

という記念すべき日だった。

  

  

2021.07.07

ゆかたの日

噺家サンが高座に上がる時

お三味線の演奏が入ります。

これを『出囃子』というのは

ご承知の通り。

義兄の春風亭一朝師匠の出囃子は

『あやめ浴衣』。

まさにお時候♪

 

40年前の今日、

日本ゆかた連合会が

『7月7日は、ゆかたの日』と制定。

  

この時季、新橋の芸者衆は

キリリと博多の帯を締め

浴衣で稽古なさってる方も。

  

七夕、笹の葉

短冊、

浴衣に団扇、

日本の夏です。

    

2021.07.06

年に6場所

「一年を二十日で暮らすいい男」

江戸時代、力士のことを詠んだ

川柳が有名。

  

昔は年に2場所×10日間

=20日の興行だったらしいが、

今は年に6場所×15日間

=90日。

本場所の他に地方巡業や

トーナメントなど色々あって

お相撲サンは結構忙しい。

   

その年6場所制となったのが

1958年の7月6日で

名古屋場所が始まった。

「荒れる名古屋」と言われ

予想できない展開となる事が多いが

さて今年はどうでしょう。

一昨日から

ドルフィンズアリーナで開催中。

  

『しょにち』

『なかび』

『せんしゅうらく』

という呼び方が

相撲と歌舞伎の共通点。

    

相撲と聞くと

無性に食べたくなるのが

『国技館やきとり』。

さながらパブロフの犬(笑)。

最近はもっぱら

JR東京駅の駅弁屋『祭』で購入↓

自宅リビングで焼き鳥片手に

北の富士サンの辛口解説を聞きながらの

TV観戦もなかなか。

副音声のゲスト解説に

いつか呼んでもらいたい。

  

  

2021.07.05

大安吉日デビュー

日本橋丸善で久しぶりに一目惚れ。

本では無い。

万年筆でも無い。

    

時々、地下一階で

木工製品や革製品などを

販売しているので覗いてみたところ

運命的な出会い。

即決でお持ち帰りしたのは

『六角竹乃箸』。

    

実はここ10年お世話になった

七角黒檀の箸は、

既に2回、研いでもらった。

先が細いのが好みだが

だいぶくたびれて丸く短くなった。

コロナ禍で毎日酷使しているから

そりゃ箸も相当お疲れだと思う(苦笑)。

そろそろ2軍をお願いしよう。

  

そして今回新たに1軍登録となった箸は

讃岐(香川県)の孟宗竹で

竹の表皮と節を残した漆仕上げ。

伝統工芸士 中田陽平氏の作品。

  

我が家のルール

『新しいモノは大安吉日に』。

昨日、1軍と2軍の任命式完了。

竹乃箸はスターティングメンバーの役目を

無事、果たした。

2021.07.04

文吾・㐂いち・朝枝の会

歌舞伎座で稽古の後、

連日、落語。

『文吾・㐂いち・朝枝の会』へ。

  

橘家文蔵師匠の弟子の文吾サン

春風亭一之輔師匠の弟子の㐂いちサン

春風亭一朝師匠の弟子の朝枝サン。

みんな紋が同じ『中陰光琳蔦』、

つまり一門↓

そしてゲストなのにトリが一朝師匠(苦笑)。

  

みんな顔も声も違うのに、

それぞれの師匠に似ている。

不思議。いや、当たり前、か。

歌舞伎もやっぱり師匠の芸に似る。

 

落語をあまりご存知でない方のために

あえて説明させていただくと

噺家の世界には

『見習い』→

『前座』→

『二ツ目』→

『真打』の身分制度がある。

  

三人は全員『二ツ目』。

この中堅の時期に

グンと伸びるのが

落語あるある。

  

歌舞伎では『四十五十は鼻タレ小僧』

と言われる。

僕はようやく『見習い』を脱し

『前座』あたりで

伸びしろたっぷり(笑)。

本日、七月大歌舞伎

初日。

  

2021.07.03

バケモン

笑福亭鶴瓶師匠を17年間追い続けた

ドキュメンタリー映画

『バケモン』が全国公開。

初日に拝見↓

 

笑福亭松鶴師匠の落語『らくだ』を

残したい!という想いが

映画全編からほとばしっている。

詳しくは書きません。

観て欲しいから。

    

歌舞伎の『らくだ』

(勘三郎さん&三津五郎さんバージョン)も

インサート。

僕もチラリ。光栄です。

  

入場料は全て映画館の収益に。

「コロナでも、なんかできへんか」と

映画館を助けたい鶴瓶師匠の

完全ボランティア。

  

このブログをご覧の皆さん

『バケモン』で検索して

是非、映画館へお運びください。

2021.07.02

日々精進!

俺は歌舞伎界の

ファーストペンギン!?

  

今年2月21日に出演した

『マーダーミステリーシアター演技の代償』。

  

台本無しのアドリブ演技で芝居しつつ

殺人事件の犯人を探し、

しかもそれを生配信するという

演劇界初!の試み。

  

歌舞伎界から僕ひとりキャスティング。

オファーの時、松竹サイドから

「無謀すぎて断られるのは承知の上で・・・」

とのことだったが

当たって砕けろ精神なんだよねぇ(苦笑)。

  

あの時、配信をご覧になった方

ありがとうございました。

  

そして結果オーライ!

再演決定!

立ち上げメンバーのひとりとして

お役目が果たせたようで

正直ホッ。

  

今回は尾上右近サンと中村米吉サンが

梅崎役と桃谷役で出演決定。

詳しくはこちら↓

https://murdermysterytheater.jp/

  

歌舞伎役者の可能性は無限大。

いつでもどんな要望にも応えられるよう

日々精進!

  

ということで昨日は、

落語『桂吉坊・春風亭一之輔 二人会』へ。

  

吉坊師匠は『冬の遊び』いわゆる廓ネタ。

真夏に真冬の格好をして宴会をする噺。

  

一之輔師匠は『千両みかん』。

こちらは親バカ噺。

みかんひとつが千両。

1両10万円で換算すると1億円!

ってことだが

今はハウス栽培や冷凍があるから

そもそも成立しない、か(苦笑)。

てか出囃子が『夏のお嬢さん』だった!

このゆる〜い感じがたまらない。

  

客席最前列で6歳くらいの女の子が

大爆笑してた。いいねぇ。

落語がわかってると歌舞伎が楽しいし

歌舞伎を観てると落語が更に面白い。

一之輔師匠がよくやってる『鈴ヶ森』

なんて最高!

明後日から歌舞伎座で上演するので

落語ファンの皆さまには

是非ともご高覧頂きたいデス♪

 

 

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