松島屋ないまぜ帖

2021年01月

2021.01.21

あったかいんだからぁ〜(懐っ)

江戸時代、夏バテ予防に

よく飲まれていた甘酒は、

俳句では「夏」の季語。

  

でもやっぱり、

一番寒いこの時季に相応しい、

というか、この時季だから

お腹の中から温めたくなるというもの。

私が子どもの頃は、

母が酒粕をひと晩、水につけ

ふやかしたものに砂糖を混ぜて

ストーブの上に鍋をかけて

甘酒を作っていました。

時々かき混ぜるのは子どもの仕事。

酒粕ですから、

軽〜く酔って

真っ赤な顔になってました(笑)。

  

最近、お店で売られている甘酒は

ノンアルコールで

米と麹が主流。

砂糖は加えず、麹の甘味のみの

ヘルシー甘酒です。

  

大寒に入って今が一番寒い頃。

ご一服いかがですか?

  

2021.01.20

大和和紀先生、降臨!

以前このブログの中で

宝塚歌劇

「はいからさんが通る」の話を

書きました。

  

原作の大和和紀先生は

漫画好きの私にとって、

神様のような方!

  

その大和和紀先生が

歌舞伎好きとは

薄々感じていましたが、

今月の国立劇場の筋書きに

コラムを書いてくださっているのです。

しかも紅緒と蘭丸のイラスト付き♪

  

もうもう一生、宝物にしますっ、

この筋書き!

  

しかも今月は、

筋書きをお求めの際

「当たり」が出たら

国立劇場特製手拭い

(桃色でキュート♪)

が貰えるのです。

「おめでとうございま〜す

カランカラ〜ン」とオマケに

鐘も鳴らしてくれます(笑)。

  

「阿国歌舞伎図」(部分)が表紙の

今月の筋書きは、

買い!ですよ〜♪

2021.01.19

風の谷のナウシカ

新作歌舞伎

「風の谷のナウシカ」は

2019年12月新橋演舞場での

上演だった。

  

チケットは早々に完売。

全国からキャリーバッグを引いた

お客様が列をなし、

連日、満員御礼。

期待がものすごい圧となって

舞台にまで押し寄せていた。

  

あの時の劇場の空気、温度

なんとも言えない高揚感。

コロナ禍の今では

幻のようだ。

  

歌舞伎の可能性を更に拡げた作品。

映像特典(16分+11分)付きの

DVD&Blu-rayは

明日、発売。

2021.01.18

ブリューゲルのバベルの塔

2017年の春

上野の東京都美術館で

ブリューゲル

「バベルの塔」を見た。

  

オランダの

ボイマンス美術館所蔵の作品。

マクロとミクロが混在する

凡人には考えも及ばないディテール。

  

ブリューゲルの

「バベルの塔」は

あと1点現存する。

  

観たいなぁ〜と

思っていたら、

TVの画面の中で、

それらしき作品を発見。

それも寅さん!

「男はつらいよ

寅次郎心の旅路」

なんとこの回はウィーンロケ!

我が家では毎週土曜日、

BSテレ東でオンエア中の

「男はつらいよ」シリーズを

毎週欠かさず見ている。

  

ブリューゲルの他にも

多くの画家が主題にしている

「バベルの塔」。

  

寅さんに出てきたバベルの塔は

果たしてブリューゲルの作品?

上野で見たのに似てたから

僕はブリューゲル作だと思うが、

誰か教えて欲しいっ。

山田監督!お願いします。

2021.01.17

貫一曇り

「可いか、宮さん、

一月の十七日だ。

来年の今月今夜になつたならば、

僕の涙で必ず月は

曇らして見せるから」

  

新潮社版

尾崎紅葉著

「金色夜叉」の

有名な台詞。

  

以来、「貫一曇り」という

お天気用語ができたそうな。
  

明治時代の人たちは

粋だ。

  

因みに今夜は満月では無く

三日月。

天気は・・・、

貫一、何処かで泣いている。

  

2021.01.16

大学入学共通テスト

大学入学共通テスト、1日目。

今日は全国的に

平年より気温が高めの予報。

大荒れの天気にならないよう祈る。

  

新型コロナという

かつてない試練に立ち向かってきた

今年の受験生。

どうか、その実力を

存分に発揮できますように。

  

そしてサポートし続けたご家族や

学校、塾などまわりの方々も相当

神経を擦り減らした

一年だったはず。

  

とにかくご無事で!

お祈りしています。

Let's go! go! go! 

↑ 僕のレコードコレクションから

  

2021.01.15

小正月

小正月。

女正月とも言われていて

お正月に忙しかった女性は

休んでもいいよ〜、という日。

  

門松やしめ飾りを

お寺や神社へ持ち寄って

「どんど焼」をしたり、

あずき粥を食べたりするのですが、

我が家は二十日正月までに

ゆるゆると片付けます。

  

まずは玄関。

お正月の花は

根引の松に葉牡丹と南天でしたが、

錦木と百合にかえました。

盛り塩を新しくし、

松栄堂のお香を

普段遣いの「松の友」に。

  

香りが変わると、

すっかり通常モード。

お正月がどこかへ

飛んで行った気分です。

2021.01.14

カサブランカ

今日は月に一度の

国立劇場休演日。

  

用事は全てキャンセル。

家で過ごす事に。

昔のDVDでも観ようかなぁ〜。

  

ハンフリー・ボガートの

命日(享年57歳)だから、

やっぱりこれでしょ、

カサブランカ。

  

ハンフリー・ボガートが

イングリット・バーグマンと

グラスをあげるシーンは

日本ならではの字幕文化が

花開いた瞬間!

「君の瞳に乾杯」なんて

痺れる!

"Here's looking at you,kid"

僕だったら「君を見ながら」位しか

訳せない。

  

それにしても、40代で

トレンチコートをあんなに

クールに着こなせる男が

他にいるだろうか。

男の美学を学ぶ。

  

2021.01.13

寒肥

この1年で、

にわかバルコニアンに

なった我が家。

流石にこの時季は、

バルコニーへ出る回数は減ったものの

時々、掃除と水やりで

植物の生育をチェックしている。

  

年跨ぎで花を咲かせたのは

琉球朝顔。

真夏の5分の1位の大きさだけど

立派に咲いた。

よく見てみると

あと一つ蕾がついているから

まだ頑張ろう!と言う気力を感じる。

  

よおし!

応援するぞ!

肥料を撒いた。

寒肥=かんごえと言うらしい。

 

吹きっさらしで

すっかり葉っぱを落とした紫陽花は、

いつの間にか、

芽吹いている。

小さな春が動き出した。

2021.01.12

ねないこだれだ

デパートの美術展が好きだ。

買い物ついでにサクッと

立ち寄れるのがいい。

  

先週、絵本

「おばけのてんぷら」で有名な

せなけいこ展へ。

旦那サンが落語家で、

最初は高座の余ったチラシを

切ったり貼ったりして

絵本を作り始めたのだとか。

  

登場人物の洋服の柄は、

お気に入りの包装紙らしい。

あ〜だから、色違いのチェック柄。

親近感が湧く。

  

「ねないこだれだ」誕生50周年

せなけいこ展は、

松屋銀座で今日17時まで。

岡山、静岡、栃木へも巡回予定。

 

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