松島屋ないまぜ帖

2023.02.25

浮世絵ライバル対決

幕末の浮世絵師・歌川国芳には

80人あまりの弟子がいたらしい。

その中で頭角を表した二人の絵師

芳幾・芳年の展覧会へ。

  

  

月岡芳年は

これまでいろんな展覧会で

たびたび見てきた。

  

一方の落合芳幾は

実は今回、初めて認識した。

  

芳幾の方が6歳年上で

入門も一年先輩。

師匠である国芳の

追善絵を任された高弟で

歌舞伎とも関わりが深い。

      

この展覧会

見どころの一つは

『英名二十八衆句

(えいめいにじゅうはっしゅうく)』

二人で14枚ずつ分担し

歌舞伎や講談の残酷場面を

描いた代表作。

画風を見比べたり

共通点を見出したり

いろんな楽しみ方ができる。

      

会場内に面白い演出があった。

うっかり通り過ぎると

勿体無いのでご紹介。

  

下の3枚の写真

よ〜くご覧ください↓

 

  

   

気付かれましたか?

特殊加工によって

見る角度で絵が変わります。

上手の方から見ると芳年。

下手の方から見ると芳幾。

  

『芳幾・芳年

国芳門下の2大ライバル』展

 

今日から4月9日まで

三菱一号館美術館にて。

7月8日〜8月27日まで

北九州市立美術館へ巡回。

        

  


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