松島屋ないまぜ帖
2023.02.24
湯島聖堂
月に一度の
スタッフ研修会、
先月は京都で写経でしたが
今月は
人気ドラマ『大奥』にヒントを得て
徳川五代将軍綱吉公により
創建された湯島聖堂へ。
入り口は『仰高門』
(ぎょうこうもん)
「聖人の高徳を仰ぎ見る門」です
中に入って直進すると
孔子像がお目見え。
台北市ライオンズ・クラブから
寄贈された銅像で
高さ4.57m
世界一の大きさを誇ります↓
聖堂のニの門は
「聖人の教えで道徳に入る」
の意味を持つ
『入徳門』(にゅうとくもん)↓
聖堂の三の門は
階段を昇った先にある
『杏壇門』
(きょうだんもん)↓
孔子はかつて弟子たちに
「杏の木のある壇」の上で
教えを説いたことに由来します。
この門をくぐると
孔子を祀る
『大成殿』に到着。
土日祝日だけお厨子が
開かれます。
国の史跡に指定された翌年
関東大震災で焼失した
大成殿ですが
昭和10年
鉄筋コンクリートで再建されました。
幕府直轄の昌平坂学問所がおかれ
日本の近代教育発祥地でもある
湯島聖堂。
実は東京国立博物館も
ここから始まりました。
孔子の教えである論語って
一見難しそうですが
境内にある
『宥座(ゆうざ)の器』は
“中庸の徳”を
わかりやすく表したものです↓
器の中に水を入れすぎると
バランスを崩して
ひっくり返ってしまいます。
何事もほどほどで
と学んだ
湯島聖堂でした。