松島屋ないまぜ帖
2022.01.09
博物館に初詣
初春の東京国立博物館へ
毎年“拝み”に行きます。
長谷川等伯
国宝「松林図屏風」。
展示室の空気がまず違います。
来場者は、
最初、遠巻きに全景を眺め、
辺りの空気に慣れたところで
徐に作品へ近づき、
じっくりと対面の時を持つ
というパターンが多いことに
気づきました。
白い和紙の上に
墨の濃淡だけで
松林を描いている水墨画が、
周りを圧するのです。
じっと佇んでいると
光と風と湿度が感じられます。
これほど実物と印刷物の差が大きい作品を
見たことがありません。
思わず手を合わせたくなる
オーラを放っているのです。
初詣のこの時期
本館の大階段には
真生流・山根由美氏のいけ花が↓
「寅年」に因んだ
特別展示も。
展示替えがありますので
お出かけの時は
チェックなさってくださいね。