松島屋ないまぜ帖
2021.12.19
飾扇
今年も残すところ十日あまりとなりました。
正月事始めから少しづつお正月の室礼へ。
でもまだクリスマスが終わっていないので
和洋折衷な我が家です笑。
最初に模様替えするのはお扇子から。
毎年、京都の
宮脇賣扇庵さんから頂きます。
去年は南天で、
今年は此方↓
獅子舞です。
この飾扇、描かれているのが
お獅子だけじゃないのがツボです。
「ぽち袋」をお獅子の口に持っていくと
頭を噛むような形でカチカチと口を鳴らして
厄祓いしてくれます。
この時の幼子の顔を見るのが好きです。
こわごわでなんとも神妙。
ともすれば泣き出しそうで・・・(苦笑)。
獅子舞と子どもは
見ている方が幸せになりますね。
昔はお正月に家々を回ってくれた獅子舞、
最近はまず見かけません。
神社のお祭りの時か
何かの祝いごとぐらいでしょうか。
初春歌舞伎の国立劇場では
7日の松の内は、開演前に
「獅子舞」が披露されます。
令和四年は感染症対策として
ロビーでは無く
舞台でのご披露だそうです。
カチカチしてもらえないかもしれませんが
縁起物なので
是非ご覧くださいませ。