松島屋ないまぜ帖
2021.09.27
ゴッホと鴎外
ゴッホの「星月夜」が好きだ。
ゴッホの映画
実写とアニメを見て
その生涯と画風はざっくりと
頭の中に入っている。
シニャックのような点描画を描いてみたり
ミレー風なのに凝ってみたり
コローのような風景画を表現してみたり。
迷いながら悩みながらの創作活動の軌跡。
生前は殆ど評価されず
さぞかし無念だったと思う。
東京都美術館の『ゴッホ展』へ。
更なる発見を求めて
イヤホンガイドを借りる。
図録も購入↓
今回「星月夜」の出展は無い。
が、興味深いコラムに出会う。
忠あゆみ氏の
「日本におけるゴッホ受容 1910ー1958」。
ゴッホの名前を
日本で初めて活字にしたのは
森鴎外だった!
『スバル』紙面の連載の中で。
森鴎外は
ポスト印象派として
ゴッホの名前を7回も
挙げている。
さすが、東京国立博物館(当時は帝室博物館)
の総長だ。
鴎外が日本でのゴッホ人気の火付け役と言ったら
言い過ぎか。