松島屋ないまぜ帖

2021.03.27

さくらの日

昨日、延期されていた

歌会始の儀が行われた。

歌会始と聞くと

いつも思い出す。

  

2010年の歌会始の日、

僕は山梨県道志村の温泉にいた。

湯からあがって寛いでいたら

TVで歌会始が始まり、

聞いたことのある名前が‼︎

  

福岡県の松枝哲哉さん。

このブログ(文化の日)で

着物を紹介したので、

ご記憶の方もいらっしゃるかと。

  

『藍がめに  浸して絞る  

わたの糸

光にかざす  とき匂ひたつ』

  

重要無形文化財である久留米絣の

技術保持者会の会長として

絣の良さ、日本文化の良さを

国内外へ発信なさっていた。

久留米絣と和歌、

天は二物を与えられたのだと

しみじみ。

  

嫁は松枝さんの桜柄の久留米絣に

袖を通すたびに

故人を思い出すという。

着物は、想いを汲む。

  

今日は3×9=27で

「さくらの日」。

  

「さくらの日」 着物まとひて

手を合わす

泉下の笑顔 浮かぶ想い出

  

 

国立劇場の桜を撮ってみました。

本日、三月歌舞伎公演千穐楽。

お運びの皆さま

本当にありがとうございました。 

  

        

  


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