松島屋ないまぜ帖
2021.03.04
錦木
「馬盥に錦木を
くつわ留めに活けたるは
心あってしおらしい」
「時今也桔梗旗揚」
(ときはいまききょうのはたあげ)
春永(=織田信長)の台詞です。
錦木は初夏の頃
目立たない花をつけます。
今、我が家の錦木は
芽吹きの時です。
枝に翼(よく)があって
別名・矢筈錦木。
馬盥に矢筈の名を持つ
錦木を活ける演出は、
鶴屋南北による
この後の闘いの伏線?
目立たない花は誰かを暗示?
本日、国立劇場初日。
歌舞伎版、麒麟がくる!