松島屋ないまぜ帖
2025年11月
2025.11.14
屋根の上の守り神
お寺サンの屋根にある
『ツノ』のような『鳥の羽』のような
飾りが気になりまして調べた所
『鴟尾(しび)』という名称でした。
火除けや魔除けの意味があって
屋根の上の守り神だそうです。
先日の奈良研修では
興福寺中金堂を拝ませていただき
こちらの屋根の上に
金色に輝く鴟尾がございました↓

もとは中国から入ってきた風習だと
文献に出ていますが
お隣韓国の
景福宮にもあります↓

屋根の上にご注目ください。
鳥が並んでいるようにも見えますが
雑像(ジャプサン)と呼ばれる
魔除けで
数が多いほど
建物の格が高いそうです。
アップが撮れてなくて
申し訳ないのですが
賓客のおもてなしに使われる慶会楼は
韓国の国宝で
そちらにも↓

お国が違っても
屋根の上から守ってもらうという
気持ちは同じですね。
特に火事は困ります。
日本では今
秋の火災予防週間です。
2025.11.13
酉の市
昨日、11月12日は
令和七年の『一の酉』。
そこで新宿にある花園神社で
『かっこめ』と呼ばれる熊手を授与して頂いた。

花園神社は
観光協会情報によると
大和の国の吉野のお稲荷サンを
勧請したのが始まりだそうだ。
吉野といえば
歌舞伎では『義経千本桜』の
吉野山、道行を思い出される方も
多いかと。
忠信は狐だし
僕も藤太役で
出演させて頂いたことがあるしで
何かとご縁がある。
花園神社の開運御守
水引で作った
花があしらわれている。
“華”があるのは
舞台にたずさわる者として嬉しい。
2025.11.12
禁酒解禁
ここ一週間の禁酒を
ようやく解禁。
と言っても僕ではない。
春風亭一之輔師匠のこと。
先日、よみうり大手町ホールで行われた
『落語一之輔 春秋三夜 2025秋』へ。
来年のカレンダーも頂いた。

出囃子の三味線は
サザンオールスターズの
♪勝手にシンドバッド♪
「今、何時?
そうね、だいたいねぇ〜」
一之輔師匠がきっちり説明。
演目が『時そば』だから。
こういう遊び心
好きだなぁ〜♪
話は最初に戻るが
禁酒の理由は
ちょっと風邪を引いたからだとか。
一之輔師匠は終演後
焼肉で打上げ。
あれだけ会場を沸かせたら
仕事の後のビールがさぞ美味いだろう。
ときどきこのブログを読んでくださっている
一之輔師匠
禁酒解禁おめでとうございます。
近いうちにメシでも!
2025.11.11
麺の日
今日は『麺の日』。
京都の老舗がまた一つ
その灯火を消そうとしています。
烏丸御池の近くにある
本家尾張屋本店サンが
*訂正2026年1月11日をもって
長期休業へ。
そば餅と蕎麦が有名で
創業は1465年。
京都では
応仁の乱以降に開業したお店は
「新参者」扱いされてしまう向きが
あると聞きますが
こちらは応仁の乱より前なので
まさしく老舗です。

江戸っ子で気が短い亀蔵は
『蕎麦そうめん』が
気に入っておりまして
お取り寄せしています。
山芋入りの細い蕎麦(乾麺)は
茹で時間が3分。
冷たい水でちゃっちゃっとしめても
5分とかからず
一品完成!
早いのです。
蕎麦の飲食だけでなく
お菓子の製造と販売も
終了します。
いつの日か
復活を祈っています。
2025.11.10
興福寺・北円堂
東京国立博物館の『運慶展』を拝見した時
奈良・興福寺の北円堂も見てみたい!
と思った。
そもそも『運慶展』は
通常非公開の北円堂の
修復完成を記念しての
展覧会である。
運慶は
興福寺の僧侶だったらしい。
運慶が見ていたのと同じ景色が
今も奈良に残っている。
1300年も経っているのに
奇跡としか言いようがない。
北円堂では毎日
興福寺のお坊さんが
外から
お経をあげていらっしゃるとのこと。
祈りの空間なんだと
改めて思う。

2025.11.09
第77回正倉院展
今年もこの季節がやってきました!
聖武天皇の宝物が年に一度開封される
『正倉院展』開幕中です。
コロナ以降に始まった
“日時指定枠システム”ですが
今年は何と会期の途中で
最終日まで埋まってしまい
「当日券はありません」
と告知が出ました。
終了間際の万博と
同じパターンですね。

今年の目玉は
『瑠璃坏(るりのつき)』と
『平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)』と
『黄熟香(おうじゅくこう)』でしょう↓

ガラスの色合いが
宝石のように美しい『瑠璃坏』は
手と同じくらいの大きさです。
ドット模様は
棒状に細く伸ばしたものを丸くして
閉じ目は下に。
脚の部分の装飾まで細かく
ものすごい技術と意匠は
別格です。
『平螺鈿背円鏡』は
夜光貝や琥珀の間を
ラピスラズリやトルコ石が埋め尽くし
眩いばかりに輝いていたことを
彷彿とさせます。
一般に『蘭奢待』と呼ばれているのが
『黄熟香』です。
インドシナ半島から海を渡って日本へ。
抱き枕くらいの大きさの沈香で
ガラスケースに入っているため
香りを嗅ぐことはできませんが
9回焚いてもまだ薫ると
イヤホンガイドが教えてくれました。
古文書では
『不動穀』=備蓄米の記録が
タイムリー!
当時の保存期間は
9年間だったそうです。
お茶席も楽しみの一つ。
紅葉の日本庭園を眺めながら
薯蕷饅頭とお抹茶を
頂戴しました。

およそ9,000件の宝物の中から
毎年60件ほどを見せていただける
『正倉院展』。
お人を思う気持ちが
宝物の中に込められていて
その想いを汲みに
また来年
古都、奈良を訪れたいと
思っています。
2025.11.08
カリビアン・クイーン
1984年のこの時期
ビルボードを席巻したのは
ビリー・オーシャン
『カリビアン・クイーン』
亀蔵レコードコレクションより↓

カリブ海に浮かぶ島
トリニダード生まれの
ビリー・オーシャンは
子どもの頃
家族でイギリスに移住。
カリプソに
ディスコミュージックが融合した感じ
とでも言おうか。
最初は服飾関係の仕事についたらしいが
断然、曲作りの方が向いてる。
オリビア・ニュートンジョンにも
楽曲を提供していた。
ちょうどこの頃
日本では新紙幣が
発行された。
福沢諭吉の一万円札。
新渡戸稲造の五千円札。
夏目漱石の千円札。
懐かしい〜!
世の中がイケイケムードになり
バブル時代へ突入した。
2025.11.07
立冬
今日は二十四節気の一つ
立冬です。
京都では今
市内のあちこちで
キンセンカが芳香を放っています。

こちらのお菓子は
『蔦紅葉』
千本玉壽軒サンの御製です↓

暦の上では冬が始まりますが
晩秋真っ盛り。
週末は
短い秋を満喫なさってください。
2025.11.06
日月五峰図屏風
昨日のこのブログのタイトル
「韓国ドラマの、あの!」と言えば
李王朝時代の屏風
『日月五峰図屏風』
じつがつごほうずびょうぶを
ご存知でしょうか?
ソウルにある景福宮で
実際に撮影してまいりました。

勤政門の奥にあるのが勤政殿
=正殿で
国宝に指定されています。

そしてこちらが玉座。
王様の後ろを飾るのが
『日月五峰図屏風』です↓

『太陽を抱く月』をはじめ
韓国時代劇では
多分、最多登場の屏風で
まさに韓国ドラマの
あの!です。
日=太陽が王様
月が王妃様を
表しているのだとか。
『日月五峰図屏風』
まんま同じではありませんが
大正時代
李王家から日本へプレゼントされた物が
上野の東京国立博物館に
あるそうで
いつかご紹介できたら
嬉しいです。
2025.11.05
韓国ドラマの、あの!
今、上野の東京国立博物館で
『てくてくコリア
韓国文化のさんぽみち』が開かれています。
日韓国交正常化60周年を記念し
韓国の歴史と文化
日本との交流の軌跡をたどろうと
東洋館の4階と5階に
トーハク所蔵の貴重な品々が
展示されています。
韓国ドラマ好きな方、必見!
『トンイ』の子であり
『イ・サン』の祖父でもある
英祖の筆跡と伝えられている額↓

女官たちの装束や
螺鈿の箪笥、経箱など
伝統工芸品も↓
朝鮮通信使の記録もあって
博物館でアジアの旅を
楽しめます。
今月16日までです。
