松島屋ないまぜ帖
2025年09月
2025.09.20
ぜんぶ、北斎のしわざでした。
京橋のクリエイティブ ミュージアム トウキョウで
開催中の『ぜんぶ、北斎のしわざでした。展』へ。

以前ここで
ヨシタケシンスケ氏の展覧会を拝見したが
天井が高く
広い空間で
作品の見せ方が面白い。

写真撮影できないが
北斎漫画を元にしたアニメーションも
なかなか。
こうやって見てみると
クールジャパンの生みの親は
北斎なんだと思う。

展覧会のタイトルに
インパクトがあり
11月末までの会期中
無休なのも
評価大。
2025.09.19
大会6日目
昨日も世界陸上へ。
イブニングセッションは19時からで
仕事帰りだと思われる人たちも大勢
国立競技場を訪れ
5万7,000人を越える観客だった。

女子5,000m予選で
田中希実選手が決勝進出を決め
幸先良いスタートとなった。
男子400mでは
日本人として34年ぶりに決勝へ出場した
中島佑気ジョセフ選手だが
雨が災いし
メダル獲得ならず。
トラックが濡れてなかったら
日本記録を更新できたかもしれない。
あ〜残念。
それにしても
日本人が決勝なんて
夢だと思っていたが
ついにそんな時代がやってきた。
今回は表彰台が
『メダルプラザ』という名称で
スタジアムの外に設置された。

チケットを持っていない方でも
表彰式を見ることができる。
憧れの選手からサインをもらったり
一緒に写真を撮ってもらったりした
子どもたちは
相当、嬉しいだろうな。
そして次の時代の選手が
育つよう祈りたい。
日付が変わった今日は
北口榛花選手のやり投予選を
TVの前で応援する。
がんばれ!日本‼︎
2025.09.18
家族がつないだ画家の夢
上野の東京都美術館で開催中のゴッホ展へ。
ゴッホの評価は本人の死後
ようやく上がったことは
周知の事実。
その為に東奔西走したのが
ゴッホの弟テオの妻ヨーと
その息子フィンセント・ウィレム。
ウィレムが設立した
フィンセント・ファン・ゴッホ財団が
あったからこそ
ファン・ゴッホ美術館の開館が
実現したと知る。
今回はその立役者
甥っ子ウィレムに焦点を当て
ゴッホと家族の活動の軌跡を辿るという
ちょっと珍しい視点での展示。

会場には
ゴッホ家のコレクションである
油彩画を中心にした30点以上と
日本初公開の手紙4通が
展示されている。
晩年のゴッホが
甥っ子ウィレムの誕生を記念して
弟夫婦に贈った絵が
『花咲くアーモンドの木の枝』。
日本画風で
浮世絵の影響も感じられる作品。
アーモンドの花言葉の通り
希望に溢れる未来を
との思いが伝わってくる。

2025.09.17
お好きな場所で「研辰」を♪
歌舞伎座『八月納涼歌舞伎』は
おかげさまで連日満員御礼
「観たいのに観られなかった」という方が
続出でした。
今、歌舞伎オンデマンドで
配信中です。
20年ぶりの再演
『野田版 研辰の討たれ』も
ご視聴可能↓

配信は
10月2日(木)まで。
レンタル期間中
何度でもご視聴いただけます。
詳細はこちらからどうぞ。
2025.09.16
日本新!世界新‼︎
誕生日前日と誕生日当日
国立競技場にて
世界陸上観戦。
34年前は
チケットを入手する事すらできなかったが
一昨日は
メインスタンド3列目。
と思って現地へ行ったら
まさかの最前列。
日の丸を持参するべきだったと
やや後悔。
ビールを飲みながら
試合開始を待つひとときも
ワクワク。

男子400mで
中島佑気ジョセフ選手が
44.44秒。
日本新記録の走りは
若さとパワーに溢れていた。
たまたま隣席が中島選手のコーチで
「予選で日本新を出すとは!
本当によくやった!」と涙目。
こちらまで目頭が熱くなった。
そして昨日は男子棒高跳び
スウェーデンの
デュプランティス選手が
やってくれた!
5万6000人の大観衆に手拍子を求め
全集中。
3回目のチャレンジで
見事、世界新6m30cm‼︎
その瞬間
物凄い歓声が地響きのよう
国立競技場が揺れた!
それにしても
若い頃の
バリー・マニロウに似ている。

2025.09.15
日本伝統工芸展2025
今年もこの季節がやってきた。
毎年、日本橋三越から始まる
入場無料の日本伝統工芸展。

1128点の中から選ばれた
受賞作と入選作
約550点には
日本工芸の技と美が集結!
見れば見るほど
手のこんだ凄い作品ばかりで
7つの部門全てを巡ると
いつも予定時間を
大幅にオーバーしてしまう。
毎年、このブログで紹介している
久留米絣・松枝崇弘氏の作品は
こちら↓

タイトルは『花の香』
螺旋のように立ち昇る香りと
香りの粒子が弾ける瞬間を捉えた?
藍色の美しさが
群を抜いている。
推し作家の作品を
見つける楽しみがある所も
この展覧会の良さ。
だから毎年
入選して欲しい!と願う。
そして・・・
展示作品の近くに
黒いリボンを見つけると
何とも言えない気持ちに。
有田焼の人間国宝
故・井上萬ニ先生の
最期の作品↓
東京での開催は
今日まで。
その後
全国を巡回する。
2025.09.14
世界陸上ワールドアスレティックスミュージアム
ついに開幕した『東京2025世界陸上』
その関連イベントとして
東京都庁で期間限定ミュージアムが
閉幕日まで開かれている。
『東京2025世界陸上
ワールドアスレティックスミュージアム』
都庁第一本庁2階の
展示スペースがこちら↓

金メダリストの
ユニフォームや
シューズ
サインだけでなく
競技に使う道具を
実際に触る事ができる。
こちらは『砲丸投げ』の砲丸↓
男子の砲丸は7.26kg。
片手ではとても
持ち上げられない。
それを選手の皆さんは
20m以上飛ばすのだから
いやはや、超人揃い。
会場にはハードルや
走り幅跳びが体感できるコーナーも。
今日は男子100m
世界一が決まる。
ウサイン・ボルト選手の
パネル前でパチリ↓

2025.09.13
万博閉幕まで一ヶ月
毎朝、東ゲートと西ゲートの混雑ぶりを
ライブカメラでチェックしているが
『駆け込み万博』で
入場者は増す一方。
今、現地で流行っているのは
大屋根リングでの写真撮影。
ただ漫然と写すのではなく
自分の年齢と同じ柱番号の所で
記念写真に収まるというもの。
これだと予約が要らない。
同じく予約が要らないのが
『万博漫画展』

日本を代表する漫画家の先生方
30人が参加され
『侍』と『姫』をテーマに
原画を提供。
中には描きおろしも。




上から順に
赤塚不二夫先生
山根青鬼先生
バロン吉元先生
小島攻先生
うえやまとち先生
泣いても笑っても
大阪・関西万博は
残すところ一ヶ月となった。
2025.09.12
真一文字の会
昨日は
茅場町の証券ホールで行われた
春風亭一之輔師匠の独演会
『真一文字の会』へ。
まず“まくら”をたっぷり!
軽く30分くらい喋って
会場を沸かせていたから
もはや“まくら”ではなく
“ネタ”である。
そうそう!
落語の“ネタ”は
漢字で書くと
「根多」=根っこが多い
縁起担ぎだと
義兄の春風亭一朝師匠に
教えてもらった。
根っこが多いと
水分とか栄養とかを吸い上げて
植物はぐんぐん育つ。
噺家サンも落語業界も
『根多』を広げ
どんどん伸ばして
大きくなって欲しい!
という願いが込められている。
終演後、会場ロビーに
その日の演目を出す
『根多貼り』は
お客様からの質問に答える
ここ数年の習わしで
昔は無かったそうだ↓
2025.09.11
歌舞伎オンデマンド5周年記念
この夏
歌舞伎オンデマンドは5周年を迎えました。
普段からご贔屓くださっている皆さま
ありがとうございます。

感謝祭として
『心中月夜星野屋』
アンコール配信中です。
古典落語『星野屋』をベースにした
新作歌舞伎。
作者の小佐田定雄先生に
直接インタビューさせて頂いたのですが
最初に思いついた場面で
尚且つ
しっかり見てほしい場面は
「吾妻橋の上に月が輝く所!」
だそうです。
おたか=中村七之助サン
星野屋=市川中車サン
おたかの母=市川猿弥サン
和泉屋藤助=片岡亀蔵
配信は11月末までで
一週間のレンタル期間中は
何回でもご視聴いただけます。
料金は末広がりの
880円です。
歌舞伎オンデマンド初心者の方も
どうぞこの機会に!
