松島屋ないまぜ帖

2024年02月

2024.02.29

閏年はご利益3倍!

オリンピックの年は閏年である。

  

定期券を使ってる人は

いつもの年より

得した気分になるのかな。

28日の所を29日使えるから。

  

いやそもそも

毎月30日か31日なのに

2月だけ日数が少ないから

ちょっと損した気分に

なるのかも苦笑。

    

それはさておき

閏年は

四国を巡るお遍路さんにとって

ラッキーな年らしい。

  

通常

一番のお寺から二番のお寺へ

時計回りに歩くところを

閏年は

八十八番から

八十七番へと半時計回りする

『逆打ち』で

なんとご利益3倍!

トクトクキャンペーンの

一年だそうだ。

 

その四国第一霊場『霊山寺』の

お線香を頂いた。

  

  

インドや中国の香木に

四国お遍路道に茂っている

檜などが調合されているとの事。

   

蓋を開けただけで

あたりに香りが漂う。

  

早速、ご先祖様へ。

父方と母方

二つ並んだ仏壇から

お線香の煙が立ちのぼる。

力強い香りに

守られているような気持ちになった。

2024.02.28

江戸文字いろいろ

片岡亀蔵の千社札は

『江戸文字』の書家

橘右之吉さんにお願いしています。

  

『江戸文字』と言っても

ざっくり3種類あるのを

ご存知ですか?

  

見比べていただくと

一目瞭然なのがこちら↓

 

 

籠字』(右)

千社札や半纏の文字で

スッキリと勢いよく

  

『芝居文字』(中)

墨たっぷりの丸みのある太字

内側へ巻き込むように

  

『寄席文字』(左)

客席が埋まるよう

隙間を少なく

     

それぞれに

特徴があります。

   

座・高円寺で開かれている

『橘右之吉の仕事』展。

  

伝統的なものから

パッケージデザインまで

右之吉さんの多岐にわたる

仕事ぶりが

展示されています。

  

  

  

杉並区の座・高円寺地下2階にて

3月3日まで無休

入場無料です。

2024.02.27

千穐楽御礼

歌舞伎座『猿若祭二月大歌舞伎』は

全公演を完走し

満員御礼をもって

無事、千穐楽を迎えました。

  

お出ましくださった方

ありがとうございます。

  

お留守番にもかかわらず

お心を寄せてくださった方にも

感謝です。

  

日本各地からの応援に

お力を頂きました。

  

福岡の太宰府天満宮からは

「梅の満開はもう少し先のようです」

とメッセージ付きで

画像を頂戴しました↓

 

  

梅の別名は

春告草です。

2024.02.26

祝!落語協会百周年

昨日、落語協会百周年を祝う会が

開かれた。

  

関東大震災の翌年

1924年2月25日

上野の精養軒で発会した

落語協会。

  

この100年の間に

世界大戦や

新型コロナによるロックダウンなど

何度も窮地に立たされつつも

寄席の灯を守り続けた功績

絶大だと思う。

  

今年のカレンダーの表紙は

木久扇師匠の作品(一部)↓

 

  

寄席では

百周年記念企画が続々。

 

鈴本演芸場の

落語『百年目』リレーが

話題になっている。

  

義兄の春風亭一朝と

“笑点”新メンバーの一之輔さんは

3月8日の昼席。

  

あ〜〜っ!

名古屋にいるから行けないよ〜。

2024.02.25

あおもり犬

  

「青森県の“あおもり犬”です」と

画像を頂戴しました↓

  

  

この場合はおそらく

「あおもりけん」と呼ぶのでしょう。

  

青森市にある青森県立美術館を

代表する展示物で

高さは約8.5m

  

国内外で活躍なさっている

現代美術家

奈良美智(ならよしとも)氏の

作品です。

  

犬の目が

開いているような

閉じているような

半眼”で

大仏様を見上げているような

感覚になるそうです。

  

奈良美智氏の“犬”の作品は

弘前市にもあります。

    

弘前れんが倉庫美術館の入り口で

こちらは屋内↓

  

高さは約3mで

周囲をぐるっと回れて

いろんな角度から楽しめるとか↓

 

  

ボディは思いの外

スッキリですね笑。

  

奈良美智氏の犬の作品は

国内数カ所にあるそうで

他の画像も

後日送ってくださるそうです。

  

楽しみにお待ち申し上げます。

2024.02.24

天井絵を間近に拝見

今、日本橋三越本店では

本館1階中央ホールの床に

『龍の天井絵』が展示されています。

  

  

来年が上野・寛永寺の

創建400年にあたり

寛永寺根本中堂へ奉納されるもので

日本画家の手塚雄二先生の作品です。

   

タイトルは

「叡嶽双龍」

大きさは6m×12mで

国内最大級。

  

阿吽の龍となっていて

ガラスや衝立てなどなく

3月5日迄

無料で拝見できます。

  

     

また7階では

『手塚雄二展 雲は龍に従う』

開催中。

  

「残香」↑

 

“光の日本画”で有名な

手塚先生の作品は

全てスチール撮影OK!

  

「雷神雷雲」↑

  

日本画の岩絵具を

大胆に盛り上げたり

細い筆で

繊細に描いたりなさっていて

グラデーションや色遣いなど

間近に拝見できます。

  

こちらは有料で

来月4日迄です。

2024.02.23

ベスト&トホホテン

2年ぶりに復活した

『映画秘宝』のベストテン&トホホテン!

  

ボクを含めた映画マニア

およそ100人が

2023年の映画について

あーだこーだコメントしている。

  

毎回気になっているのは

劇団⭐︎新感線で演出なさっている

いのうえひでのりサンのセレクト。

  

いのうえサンは

脚本も演出も絵面も役者の演技も

全てを総合的に判断なさっているに違いなく

単に作品名だけでなく

何故それを選んだのかの理由づけが

興味深い。

   

昨年映画館で観た121本の中で

ボクが選んだのは・・・

『映画秘宝』4月号を

是非ともご高覧ください↓

  

  

2024.02.22

名古屋お練り

十日後開催のイベント情報です。

  

名古屋平成中村座公演に先駆けて

お練りが行われます。

  

3月3日(日)午前11時〜

名古屋市中村区

中村公園参道にて

役者7名が参加します。

  

中村区は

豊臣秀吉、加藤清正の

生誕地であり

初代中村勘三郎も同郷で

平成29年には中村公園に

初代中村勘三郎生誕記念像が

建立されています。

    

中村公園は

地下鉄東山線「中村公園駅」から

徒歩10分です。

2024.02.21

ゆきげ

  

“ゆきげ”とは

早春に

雪が解けていく様を表した言葉で

「雪解」とも「雪消」とも。

  

冬の間に降り積もった雪が解けて

大地の表面が顔をのぞかせる。

  

そんな風情をお菓子にしたのが

『ゆきげ杏』

長野県の銘菓です↓

  

このお菓子

原材料は

長野県産の干杏と砂糖のみ。

  

昔から

「善光寺の鐘の音が響き渡る一帯は

良い杏が実る」

という言い伝えが

あるのだとか。

  

二十四節気の“雨水”の候

ゆきげの信州を思って

おいしく頂戴します。

2024.02.20

あまねく愛で

1983年2月19日

アメリカで人気だった

昼ドラマの挿入歌が

ビルボードのトップになった。

  

パティ・オースティンと

ジェイムス・イングラム

実力派の二人による

ラヴ・バラード

『あまねく愛で』。

  

パティは

ジャズ・トロンボーン奏者

ゴードン・オースティンの娘で

幼い頃、あのアポロ・シアターで

デビュー。

  

ジェイムスは

グラミー賞受賞者。

日本でもディスコのチークタイムで

お馴染みだった。

  

アメリカ版のジャケットは

ジェイムスが前面に出ているが

ボクのコレクションレコードは

パティ来日記念のスペシャル版

  

  

ドラマとタイアップした途端に

曲が売れるという

典型バージョン。

  

        

  


カレンダー

«2月»
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29   
ページトップへ