松島屋ないまぜ帖
2023.07.17
わたしはふね
古代ギリシャの哲学者たちが
議論を闘わせた『テセウスの船』。
テセウスは
アテネの王様の名前です。
伝説によりますと
テセウス王はクレタ島で
モンスターのミノタウロスを退治し
船に乗って帰還しました。
その船が「テセウスの船」と
呼ばれていたのです。
そこで古代ギリシャの哲学者が
ある仮説を立てます。
「テセウスの船は
やがて老朽化し部品の全てが
別のものに置き換えられるだろう。
その時、この船は
“テセウスの船”なのだろうか」
この深い物語が
日中共同プロジェクトで
絵本になりました。
『わたしはふね』小学館
文:曹 文軒
絵:石川えりこ
今日は、海の日。
哲学の海へと
漕ぎ出してみては如何でしょう。