松島屋ないまぜ帖
2023.07.18
日本のゴッホ
「日本のゴッホ」と呼ばれる
山下清画伯の生誕100年を記念した
巡回展がついに東京へ。
『山下清』展。
1922年
浅草生まれ。
幼少時に高熱が続き
軽い言語障害に。
その吃音がモトで
いじめられ
ついにたまりかねて
同級生に暴力を振るってしまい
養護施設八幡学園へ。
そこで「ちぎり絵」と出会い
才能を開花!
時々
風呂敷包みだけを持って
学園を抜け出し
千葉県内を放浪。
サヴァン症候群の
驚異的な記憶力で
放浪先での風景を再現し
次々と作品に。
ゴッホと違うのは
生前、作品が評価され
著名人となったこと。
ゆえに思いっきり
放浪できなくなった
ジレンマもあったとか。
そしてただの
ベタっとした「貼り絵」では無い。
「こより」を使っての立体感!
『長岡の花火』
画像ではわかりづらいけど
「こより」が効いている。
ともかく実物を見て欲しい。
そして芸術家・山下清の
細かさとこだわりを
感じ取って欲しい。
9月10日まで
新宿SOMPO美術館にて。