松島屋ないまぜ帖

2023.06.25

全ては血となり肉となる

タイトルから

「亀蔵得意のゾンビの話か?」と

お思いになった方

スミマセン。

  

  

  

『マティス展』


会場の東京都美術館には

フランスの画家・マティスが

“20世紀を代表する巨匠”

と呼ばれるまでの

努力や工夫

葛藤があった。

  

マティスの作品と聞かなければ

パッと見

コローや

セザンヌ

シニャック

デュフィと

間違える自信がある。

  

  

それくらいさまざまな作風を

アグレッシヴに

自分の中に取り込んだ人。

それがマティスだと

初めて知った。

  

全てが血となり肉となる。

  

歌舞伎の世界も同じで

学ぶ事は真似る事。

そこをすっ飛ばしては

どうやったって

先は知れてる。

  

自分らしさを表現できるのは

ずっと後。

  

マティス晩年の切り絵や

教会のステンドグラスには

遊び心が溢れている。

  

巨匠が辿った回り道。

人間味があって共感。

      

追伸、本日午後9時から

Eテレ『古典芸能への招待』にて

平成中村座姫路城公演

『天守物語』ノーカット版オンエア。

中村座の“あの幻想的な雰囲気”を

思い出しながら

ご覧ください。

        

  


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