松島屋ないまぜ帖
2023.06.17
国宝 金印
福岡市の百道浜にある福岡市博物館へ。
その常設展は
真っ暗な展示室から始まる。
ケースの中で黄金の輝きを
放っているのは
金印。
1784年、志賀島で発見され
1931年、国宝に指定された
ザ・本物!
一辺2.3cm
重さ108g
鈕は蛇をかたどった金塊。
後漢の光武帝が
西暦57年
「倭の奴国」の使いに
授けたらしく
漢字5文字が刻まれている↓
金印は
通常の印鑑のように
朱肉をつけて使うものではない。
多分、このように
使われたのだろうという
復元品がこちら↓
金印には紫綬を付けるのが
お約束だそうだ。
金印の大きさ自体は
ちっちゃいけど
これまで膨大な人数が
その解明に関わり
見守ってきた。
およそ2,000年前の金印が
今、ここにある奇跡。
それを福岡で見ている自分。
何とも言えない気持ち。