松島屋ないまぜ帖

2023.03.30

重要文化財の秘密

高橋由一の『鮭』を初めて見たのは

こんぴら歌舞伎で訪れた四国の琴平。

  

金刀比羅宮の一角に高橋由一館があり

『鮭』と遭遇した。

  

展示されていた場所が

ほの暗い事もあって

魚の臭いがしてきそう!と

思ったのを記憶している。

  

そして昨日、東京竹橋の

東京国立近代美術館で

『鮭』と対面。

    

こちらは

東京藝術大学所蔵の作品で

1967年

重要文化財に指定されたもの。

    

高橋由一の代表作であり

油絵としては

初めての重要文化財である。

  

因みに明治以降の重要文化財は

わずか68点!

  

その68点の重要文化財のうち

51点が展示されるのが

国立近代美術館70周年記念展

『重要文化財の秘密』

  

  

圧倒的なオーラを放つ

長さ約40mの

横山大観『生々流転』や

インパクトがあって夢に出てきそうな

原田直次郎『騎龍観音』は

「いつか国宝になるんじゃないか」

と思えてくるし

「あ〜コレ、切手で見たわ」

な作品が多くて楽しい。

  

(亀蔵コレクションより↓)

  

会期は5月14日まで。

何度も展示替えがあるため

もう1、2回訪れたい。

        

  


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