松島屋ないまぜ帖
2023.02.28
織部焼
かの美食家・北大路魯山人好みとして
知られる織部焼。
土からの生命のメッセージが
直に伝わってくるような風合い。
素朴な温もり。
今の時季だと
盛り付ける料理は
桜鯛の刺身や
昆布締めなんかいいなぁ。
温燗をちびちびやりながら
ひと口ずつ
ゆっくりと味わう
至福の時。
器に趣きがあると
漬物だってご馳走、ご馳走。
な〜んて
博物館の展示品を見ながら
想像? 妄想?
するのが常。
東京国立博物館所蔵の織部焼↓
戦国武将で
茶人でもあった
古田織部が
自作の美濃焼を使って
茶会を開いたのが
1599年2月28日。
以来、『織部』と
呼ばれるようになったという。
今日は
『織部の日』。