松島屋ないまぜ帖
2023.01.28
吉祥づくし
日本橋の三井記念美術館にて
本日まで開催の
『国宝雪松図と吉祥づくし』展へ。
雪松図は
皆さまご存じ円山応挙の屏風。
毎年正月に
此方の美術館でお披露目されるのが
恒例。
黄金色の光を放つ初日の出に
松の雪がじわり溶けゆく一瞬の風景。
神々しさに包まれている。
そして正月らしく
七福神などおめでたい図柄の
掛け軸や工芸品が並んでいる。
還暦過ぎても
毎回いろんな発見がある。
『東都手遊図 』天明6年
(ポストカードより)
梟だけじゃなく
木兎も縁起物と知る。
幼子の守り神で
特に天然痘除けとされたそうだ。
子どもには元気に育って欲しいという
親心のあらわれ。
作家の名前も源琦(ゲンキ)。