松島屋ないまぜ帖
2022年11月
2022.11.10
イッタラ展
ガラス食器で有名な『イッタラ』
日本初の大規模巡回展へ。
渋谷Bunkamuraには
ガラスだけでなく
陶器や磁器、映像など
450点あまりの作品が並んでいた。
そもそもイッタラは
1881年
フィンランドの南部にある
イッタラ村のガラス工場から出発。
見た目の美しさだけでなく
機能的な使いやすさと
流行に左右されない
ものづくりが基本。
現在はテーブルウェアだけでなく
インテリアアイテムも豊富。
見てるとだんだん
欲しくなってきた。
我ながら単純(笑)。
イッタラといえば
独創的なフォルムの花瓶が有名。
展示会限定の復刻版は
早々に完売したらしい。
色のバリエーションは
表参道にあるストア&カフェの方が
品数が多いと聞いて
すぐさま移動。
結局
白のアアルト・ベースを選んだ↓
花を活けるのもいいが
物入れとしても使えそう。
2022.11.09
中村座愛
浅草寺のすぐ近く
ふじ屋サンには
いつも小粋な手拭いがある。
店の前を通りかかった時
中にいらした女将サンから
呼び止められた。
「ゲゲコの応援団から♪
これ、持ってってください」
蛙の柄の手拭いと
その手拭いの生地で作られた
特注のベレー帽!↓
野球帽も↓
手拭いは早速
新作歌舞伎
『唐茄子屋
不思議之国若旦那』
蛙のゲゲコ役で使わせてもらってる。
地元浅草の皆サンの
中村座愛に包まれて
仕事できるって果報者だ。
感謝しかない。
平成中村座は
一昨日から再開。
長三郎くんが大活躍中!
のびのびと楽しそうに演じている。
あっぱれ!
2022.11.08
人生で初めての!
夜空を見上げるのが好きになったのは
『俊寛』の上演で三島村へ行ってから。
星が降ってきそうなほど
満点の星空を
生まれて初めて見たときの感動は
忘れられない。
今夜は皆既月食。
日食と違って完全に真っ黒にはならない
赤銅色。
みじかなモノに例えたら
年季の入った10円玉の色か。
©︎国立天文台
しかも今夜は惑星食も!
天王星が月に隠れる
W天体ショーは
一生に一度しかない。
各地の予報はこちら↓
©︎国立天文台
天気予報では日本海側の一部を除いて
日本各地で観測できるそうだ。
肉眼ではかなり厳しいらしく
望遠鏡や双眼鏡が
おすすめだとか。
今日は中村座の休演日。
夕方から完全スタンバイ。
どうか雲に隠れませんように。
2022.11.07
ホール&オーツ
1981年11月7日
ビルボードのトップに躍り出たのは
ダリル・ホールとジョン・オーツ
『プライベート・アイズ』
亀蔵レコードコレクションより↓
この頃
音楽通が「H&O」と表記した
ホール&オーツは
打てば必ずホームラン。
『プライベート・アイズ』は
製作期間4か月以上。
101回のセッションを繰り返し
余計なものを削ぎ落とした
渾身の作。
シンプルなサウンドが
心地良い。
難しすぎない音色が
全米を鷲掴み。
2022.11.06
祝!開店91年
浅草松屋サンで
ときどき買い物をする。
店内のポスターに目が行った。
「開店記念祭」の文字。
文明堂の店員サン曰く
「91年目なんですよ」
開店日が1931年11月1日。
なので11月8日まで
お店ごとに工夫を凝らしているのだと。
「この限定カステラの掛け紙が
当時の写真で
50個限りです」↓
へえ〜、外観の雰囲気
今も面影あり。
文字のフォントが時代だ。
カステラ本体も
浅草寺と提灯が
いい感じ↓
浅草松屋サン
91年目おめでとうございます。
美味しく
お祝いさせてもらいました。
2022.11.05
バラモン凧
NHK朝の連ドラを見ることが
ここ数年の習慣。
毎日録画している。
今は『舞いあがれ!』。
ナレーターはさだまさしサン。
このナレーションが実は重要で
物語の伏線になるパターンがあると
ようやくわかってきた。
今回は「凧」。
それも長崎県の郷土凧
「バラモン」。
五島には
子どもが生まれたら
元気に育つようにと
この凧をあげる風習があると
連ドラで学んだ。
そのバラモン凧の
ご祝儀袋を買ってみた↓
受け取った人が
どんな反応をするのか
ちょっと楽しみ。
2022.11.04
白鷺の舞
浅草寺の境内で昨日遭遇した
白鷺。
年に3回行われる『白鷺の舞』の踊り手サン↓
山車では
子どもの頃からお世話になっている
(というか幼馴染みのような存在。
一緒にベネチアでの花魁行列に参加した)
鰻の初小川の女将さんが
笛を吹いていた↓
舞台の出番の合間だったため
全部を拝見できず
ちょっと心残り。
例年、四月の第二日曜と
五月の三社祭と
文化の日に行われる『白鷺の舞』。
次はしっかりと踊りも見届けたい。
2022.11.03
本日、初日
平成中村座十一月大歌舞伎が開幕する。
毎朝、午前10時
大道具さんはじめ
めいめいが集まってのラジオ体操から
中村座の一日が始まる。
第一部
『魚屋宗五郎』は宗五郎の父親役。
第二部
『唐茄子屋』は番頭と蛙。
『乗合船』は田舎侍での踊り。
今月27日まで
浅草寺の本堂奥にて。
平成中村座チケット(または半券)提示で
買い物や食事の優待あり↓
2022.11.02
アントワネットの誕生日
定期的にスタッフ会議を開いています。
有識者、弁護士の先生の
ご意見を取り入れつつ、
お客さまの声
ブログの企画
スケジュールなどなど
その内容は多岐にわたります。
昨日は
六本木ヒルズで開催中の
『ベルサイユのばら』展が話題に↓
神聖ローマ帝国フランツ1世と
オーストリア女大公マリア・テレジアの
第11女として生まれたマリーは
フランスの王太子に嫁ぎ
やがて王妃となりましたが
最期は断頭台の露と消えたことは
皆さまご存じの通りです。
会場に展示された
TVアニメの設定プランや
宝塚歌劇の舞台衣裳などから
『ベルサイユのばら』の
マリー像が
立体的に浮かび上がってきます。
主人公たちの
激しく美しい運命の物語が
ファンの支持を集め続けて
半世紀。
「歴史ものは当たらない」
という少女漫画界のジンクスを覆し
空前のブームを巻き起こした
『ベルサイユのばら』。
1755年の今日は
マリー・アントワネットが
生まれた日です。
2022.11.01
ピカソとその時代
2008年、平成中村座ベルリン公演の時
夜の開演時間が遅いため
昼間はあちこち文化財巡りをした。
その一つがシャルロッテンブルク宮殿。
「磁器の間」を見学。
日本や中国の焼物が
天井までぎっしり飾られていて
「日本みたいに地震が無いから
この室内装飾ができるんだよね」
と妙に納得。
そのシャルロッテンブルク宮殿の
向かいにある美術館が
ベルリン国立
ベルクグリューン美術館。
大規模改装のため
コレクションの重要作品97点が
世界を旅することとなった。
最初は日本!
現在、上野で
『ピカソとその時代:
ベルリン国立ベルクグリューン美術館』展
開催中。
美術館の名前になっている
ハインツ・ベルクグリューン氏は
画商。
パブロ・ピカソのコレクターとしても
有名。
ピカソだけで40点以上!
こんなに大量の
ピカソ作品を一度に鑑賞したのは
初めて。
もう一つのコレクションの中核
パウル・クレーの作品も
見応えあり。
ポストカードを購入↓
国立西洋美術館では
2023年1月22日まで。
国立国際美術館は
2月4日から5月21日まで。
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