松島屋ないまぜ帖

2022年11月

2022.11.20

サッカーW杯

いよいよ今日から

FIFAワールドカップ2022開幕。

カタールで熱い闘いが繰り広げられる。

  

日本の初戦は

23日22時(日本時間)

対戦国はドイツ。

  

世界で活躍する日本人選手が増え

いろんなノウハウが

蓄積されているはず。

チームワークがものを言うのは

歌舞伎と一緒。

  

12人目のメンバーのつもりで

応援する。

がんばれ!日本‼︎

  

日本サッカーミュージアムにて↑

2022.11.19

鳩の杖

お年を召した方へのプレゼントの定番

といえば『杖』。

  

それを故郷の方へのお祝いとして

私費で送り続けた方がいる。

  

しかも市販ではなく

自ら製作。

ふくら雀のような

ふくら鳩が愛らしい。

ポストカードより↓

 

その人の名は

板谷波山。

  

昭和9年

帝室技芸員に任命され

昭和28年

日本の陶芸界で初めて

文化勲章を受章。

  

『葆光彩』という独特の釉薬を編み出し

薄いヴェールがかかったような

格調高い作品が特徴。

  

今年は生誕150年の

メモリアルイヤー。

  

晩年まで自分でお年寄りの所へ出向いては

『鳩杖』を送り続けた

思いやりとユーモア溢れるお人柄。

  

陶聖』と呼ばれた

板谷波山の陶芸展は

六本木の泉屋博古館東京で

12月18日まで。

2022.11.18

浅草寺発祥の地

隅田川にかかる駒形橋の脇にあるのが

駒形堂。

    

  

のちに浅草寺の御本尊となられる

聖観音菩薩様が

上陸なさった場所だと言われ

浅草寺発祥の地として知られる。

  

駒形堂の御本尊は

馬頭観音菩薩様。

動物愛護の観音様で

大願成就、必勝祈願も。

   

江戸時代は目の前に船着き場があり

まずこちらにお詣りしてから

浅草寺へ向かうのが

流儀だったと聞く。

  

浅草寺の聖観音菩薩様のご縁日は

毎月18日だが

こちら駒形堂は毎月19日。

静かにゆっくりとお詣りできる。

2022.11.17

年忘れ一門会

「年忘れ一門会が近づいてきました」と

オフィスエムズの加藤サンから

ご案内を頂いた。

  

一門とは春風亭一朝一門の事。

  

以前、準メンバーとして

出演した事を

このブログで書いたと思うが

ご覧になられてない方のために

もう一度↓

  

演目は「らくだ」。

と言っても

喋るのは一之輔師匠。

  

僕は歌舞伎の「らくだ」の

いつものこしらえをしただけ。

とはいえ

楽屋にブルーシートを敷いて

全身を黄緑色に塗った後

衣裳や鬘をつけて

会場へのタクシー移動は

それなりに大変だった笑。

  

屑屋の一花サンと

アニキ分の一蔵サンが

うまい具合にカンカンノウを踊らせてくれ

一之輔師匠のテッパン落語で

拍手喝采!

会場が揺れた。

  

今年は南座顔見世だから

出演も拝見もできず。

  

年忘れに抱腹絶倒なさりたい方!

12月14日は浅草見番

翌日15日は銀座ブロッサムホールへ。

残席僅か。

一蔵サンの真打昇進披露公演でもある↓

2022.11.16

酔芙蓉

東京国立博物館の日本庭園へ。

昔は春と秋だけの限定解放だったが

今は四季を通して散策できる。

  

東洋館側の入り口近くにある

酔芙蓉。

朝は白

昼は桃色

夕暮れ時には赤っぽくなるため

その名がついたという。

  

午後2時頃撮影↓

 

白き芙蓉

あかき芙蓉と

かさなりて

児のゆく空に

秋の雨ふる」  

与謝野鉄幹

  

まさしく昨日の

東京をうたったようだ。

  

次の雨予報は日曜日。

ひと雨ごとに秋から冬へ。

2022.11.15

中村座 中日

本日、平成中村座十一月大歌舞伎は

中日(なかび)です。

  

折り返し点を迎え

お客様にお礼状をしたためたり

来月のご案内をしたり

事務方も嬉しい忙しさ♩

  

事務所で最近流しているBGMは

SMAPサンのアルバム(2016年)↓

 

宮藤官九郎サン作詞

『BANG! BANG! バカンス』が

収録されています。

  

♫男前だね木村くん

当たり前だよ前田さん

前田さんなんて

ウチにはいない

このフレーズがみんなのお気に入り笑。

  

BGMといえば

この公式サイトの会員様頁で

音楽をお願いしている

常磐津文字兵衛師匠曰く

  

「今月の『乗合船』は

お客サンの反応がいいんですよ。

『唐茄子屋』で

役者のキャラを掴んだ上で

踊りをご覧になるから

きっと楽しいんだと思う」と。

  

平成中村座はこじんまりとしている分

長唄や常磐津を

間近にお楽しみいただけます。

  

当時流行の最先端だった三味線を

取り込んだ歌舞伎。

江戸の音楽にも

思いを馳せていただけましたら

幸いです。

2022.11.14

月10

フジテレビの月10が見逃せない。

 

長澤まさみサン主演のドラマ

『エルピス』。

  

片岡正二郎サンと

内田紳一郎サンが出演中。

  

コクーン歌舞伎や現代劇で度々共演。

「部活」と称した飲み会で

舞台のことを話し出すと

止まらないメンバー。

  

このドラマで

うっちーは娘を殺された父親。

  

片岡サンは

死刑囚の役。

冤罪ではないか、と

まわりが動き始めた。

  

二人とも自由劇場出身で

芝居が上手い。

  

そしてあまり知られていないが

ミュージシャンでもある。

『バチカンブラザーズ』

というグループ名で

何枚もCDを出している

 

月10ドラマ

二人の出番が

楽しみで仕方ない。

  

2022.11.13

ナウシカ祭

ただ今上映中の

シネマ歌舞伎

『風の谷のナウシカ』

リマインドです。

  

全国30カ所あまりの映画館で

今月17日まで

「後編」が上映されています。

  

  

が、東京の東劇だけは

24日まで

「前編」も「後編」も

両方観られます。 

まるっと7時間かけて

『風の谷のナウシカ』の世界に没入。

  

ストーリーを全くご存じなくても

漫画全7巻を網羅できますし、

音楽や衣裳

大道具・小道具など

ディテールに注目なさるのも

面白いかと。

  

因みに亀蔵は

クシャナ皇女の臣下ですが

トルメキアの関係者は

紋章の「蛇」をモチーフとした

“鱗柄”を衣裳に取り入れています↓

 ©︎松竹

 

シネマ歌舞伎で

どっぷりとナウシカの世界へ。

令和4年の思い出に如何でしょうか。

2022.11.12

地獄の門

上野の国立西洋美術館の前庭にある

『地獄の門』

  

言わずと知れたロダンの代表作↓

  

今年4月

国立西洋美術館が

リニューアルオープン。

  

その時にも紹介したが

周りの木々が色づくこの時季は

特にいい。

  

夕陽がまるで照明のように

斜め横から作品を照らし出すと

陰影が更なる表情を生み出し

憂いを帯びた色合いに。

  

暑くも寒くも無いから

ずっと見ていられる。

  

この作品の中には

『考える人』はじめ

さまざまな登場人物がいて

ロダンの弟子カミーユ・クローデルも。

  

大好きな女優イザベル・アジャーニの

『カミーユ・クローデル』↓

  

女性彫刻家のカミーユと

妻ある身のロダンは

道ならぬ関係に。

    

だから『地獄の門』の『考える人』は

ロダン自身だという説もある。

  

 

今日は

フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダンの

誕生日。

2022.11.11

痛快映画

以前このblogで

韓国の俳優

マ・ドンソク氏が気になると書いた。

  

絶賛上映中の

『犯罪都市 THE ROUNDUP』では

正義感炸裂の型破り刑事役(右上)↓

  

殴る時の効果音が倍増されてて

人間として有り得ないほど強い。


韓国では1200万人を動員したという。

国民の5人にひとりが

観ていることになり

あの!

『トップガン・マーヴェリック』越え。

  

世界132か国で公開。

ウィズコロナでクサクサした気分を

吹き飛ばしたい方にオススメの

痛快映画。

 

カレンダー

«11月»
  1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30    
ページトップへ