松島屋ないまぜ帖

2022年04月

2022.04.20

ルドンの誕生日

1840年4月20日

フランスボルドーに生まれたのが

画家オディロン・ルドン。

  

彼の作品は

時期によって

作風が随分違う。

 

モノトーンで

毬栗のような目玉みたいなのが

ぎょろりとしたのは

一度見たら忘れられない。

色彩が無いのがかえって怖い。

  

スタジオジブリ

「となりのトトロ」に出てくる

まっくろくろすけを

西洋バージョンにしたような。

  

ルドンの作品では

丸の内の三菱一号館美術館にある

グラン・ブーケが好きだと

嫁は言う。

歪んだ形の青い花瓶に

色とりどりの花。

こちらは大作。

今の時期の不安定な天候のように

なんだか心定まらない

雰囲気を醸し出しているように

感じる。

  

この間、上野リチを見に行った時

ショップで買い物をした。

「開館記念日なので

クジを引いてください」と

言われるがままに引いて

一筆箋をもらった。

嫁の好きな絵柄だった↓

 

4月はオディロン・ルドンの誕生月で

三菱一号館の開館月だと

しっかり刷り込まれた。

  

2022.04.19

散歩で見つけた

ときどきお届けしている

散歩で偶然見つけたシリーズ。

  

今回は記念碑です↓

  

場所は代々木公園の近く。

黒い御影石に文字が

彫られています。

  

皆さまお手元で

画面をググッと引き伸ばして

みてください。

  

私が小学校で歌ったのとは

少しだけ違うのですが、

唱歌「春の小川」です。

  

作詞は国文学者の高野辰之先生。

明治時代の終わり頃、

この辺りの長閑な風景を

歌詞になさったと

渋谷区教育委員会設置の説明板に

書かれていました。

発表は大正元年です。

  

今は暗渠となっていて

小川の名前は「河骨川」。

コウホネという名前の

黄色の花が咲いていたため

その名が付いたそうです。

  

因みにコウホネは

こんな花です↓

  

コウホネの色

スミレの色

レンゲの色、

春の色彩に溢れた唱歌

だったのですね。

  

2022.04.18

宇宙飛行したフィギュア

縄文時代の土偶で

重要文化財に指定されている

国立博物館所蔵の

「遮光器土偶」を

ご存じですか?

 

青森県つがる市で出土した物で、

目のあたりが

雪目にならないように装着する

スノーゴーグル=遮光器に

似ているため

「遮光器土偶」と呼ばれています。

  

そのミニチュアフィギュアを

宇宙飛行士の野口聡一さんが

ISS国際宇宙ステーションへ

3回目の滞在の時

持って行きました。

  

  

それが

上野の国立博物館で

『宇宙飛行したフィギュア』として

展示されています↓

 

  

日本の文化財フィギュアとしては

初めての試みで、

野口宇宙飛行士の

船内活動服も

一緒に展示

  

宇宙好きな方も

土偶好きな方も

フィギュア好きな方も

是非この機会に〜♪

2023年3月31日まで。

  

2022.04.17

もなかじゃないよ

東京の国立博物館へ

半世紀ぶりにやってきた

重要文化財の

空也上人立像。

   

鎌倉時代、

仏師運慶の子

康勝によって作られ、

普段は京都の六波羅蜜寺に。

  

空也上人は

平安時代、

南無阿弥陀仏を唱えて

全国行脚。

今年は

没後1050年にあたる。

  

口から出ているのは

「南無阿弥陀仏」

六体の仏像。

コラボしているお菓子にも

六体の仏像が

焼印されていた。

  

  

今回の展示では

ぐるっと360°

どこからでも拝見できる。

足首のアキレス腱

くっきりだった。

  

2022.04.16

江戸苺

散歩の途中で見つけた

3センチほどの

小さな白い花。

花びらがクシュクシュしているのが

特徴です。

  

調べてみると

苺でした↓

   

葉っぱが梶の葉に似ているので

「梶苺」かじいちご。

  

別名「江戸苺」。

原産地は日本です。

  

場所をしっかり覚えておいて

実がなる頃

もう一度訪れてみます。

  

このブログで報告しますネ

  

2022.04.15

国立西洋美術館リニューアル

世界遺産に登録されている

上野の国立西洋美術館。

 

ここ1年半ほど休館していたが

先週

リニューアルオープン。

待ってましたっ!

  

    

国立西洋美術館の設計は

フランスの建築家

ル・コルビュジエだという事は

有名だ。

  

彼は、建築の新しい概念として

『建築的プロムナード』

歩いて動き回る空間を

構想していた。


前庭は、開館当時の姿に

近い状態に。

西門からのアプローチを加えたり

開放的な柵にしたり

床の目地をモデュロールで割り付けたり

ル・コルビュジエが描いた広場空間が

体験できる。

  

そして

以前と変わらず

庭にある彫刻作品は

誰でも無料で楽しめる。

ぷらっと散策するのにオススメ↓

  

  

  

さらに

美術館のヘソとも言える

本館1階19世紀ホールが

無料開放。

   

中に入ると

やわらかい自然光が

作品を照らしている。

三角形の明かりとりの窓が

効果的↓

 

本館で今

開催されているのは、

ル・コルビュジエの

晩年の絵画作品展。

てっきり建築家オンリーだと

思っていたが

画家でもあったとは。

見事な二刀流。

しかもワンコインで楽しめるなんて

粋な計らい。

  

西洋美術を専門に扱う美術館で

どっぷり西洋美術に浸る。

そうして見えてくる

文化の違い。

  

日本文化の特徴の一つは、

他者を完全排除するのではなく、

ほかの地域の多様な文化と交流し

良い所を取り込んで

更に発展していく所にあると思う。

    

  

2022.04.14

新聞デビュー

昨日、4月13日の読売新聞夕刊

ご覧になりました?

  

『役者の妻の流儀』と題した

私のコラム、

新聞デビューでした。

  

俵万智サン風に申し上げるなら・・・

  

「書いてみる?」と

読売の記者さんが言ったから

昨日は私の新聞記念日。

  

ハイ、もうお気付きですよね。

私、作家サンのような

洒落た文章なんて

1ミリも書けないのです。

  

小学生並みの

わかり易さが

ウリでして(苦笑)。

  

因みに新聞では

(笑)や(苦笑)は使わないという

暗黙のルールがある事を

初めて知りました。

  

コラムは4回シリーズなので

あと3回ございます。

・・・のはずです。

  

毎週水曜日の

読売新聞夕刊、

5月11日の千穐楽まで

どうか見届けてくださいませ。

2022.04.13

十三参り

今日は旧暦の3月13日

十三参りの日です。

  

十三歳になった子どもは

虚空蔵菩薩さまから

知恵を授けてもらいます。

  

キッチリこの日じゃなくても

3月から5月までの間なら大丈夫〜

という事でしたので

今からン年前

南座公演中だった亀蔵も

家族揃って

嵯峨の虚空蔵サンへ。

  

嵐山・法輪寺

お参りの親子連れで

なかなかの混雑ぶり。

着物姿が半数以上で

流石、京都!

  

もともとは、

弘法大師さまが

十九歳の時に修得された

虚空蔵求聞持法(こくぞうぐもんじほう)

のおかげで

記憶力が飛躍的に増したという

故事に由来します。

  

そのご利益にあやかろうと

清和天皇さまが

勅願法要をなさった事が

十三参りの起源だそうです。

  

言い伝えがあって

「帰り道、

渡月橋を渡り終えるまで

振り返ってはいけない」

せっかく授かった知恵を

お返しする事になるんだとか。

  

立ち止まったり

つまづいたりも

縁起が悪いと聞いて

ドキドキしながら

一気にみんなで歩いたのが

思い出されます。

  

2022.04.12

プロ14戦目でメジャーを越えた!

令和の怪物がやってくれた!

千葉ロッテマリーンズ

佐々木朗希投手、二十歳。

  

4月10日のオリックス戦で

野球史を書き換えた。

  

最大の記録は

13者連続奪三振。

アメリカ大リーグでさえも

連続三振は10者止まりだから

堂々の世界記録!

  

いやはやスポーツ紙を

見開き表裏で飾れる二十歳って。

  

松川捕手のサポートも

並々ならぬものがあるに違いない。

  

昨日は舞台が休みだったので

千葉ロッテマリーンズのホームがある

海浜幕張へ行ってみた。

 

ZOZOマリン球場一帯は

強い海風が吹く。

自然が相手だから

そのリズムは一定ではない。

日頃の鍛錬の成果が

この風をうまく掴んだのだと思った。

  

駅前のマスコットキャラクターも

胸を張っているように見える↓

佐々木投手

おめでとうございます。

2022.04.11

ホール&オーツ

1981年4月11日

ビルボードで

1位になったのは

「キッス・オン・マイ・リスト」

  

亀蔵レコードコレクションより↓

  

ダリル・ホールと

ジョン・オーツ、

2曲目の全米ナンバーワン。

  

ここから彼らは

自分たちのレコードを

自分たちでプロデュースし

ヒットの波に乗る。

  

よく聞き取らないと

「キッス・オン・マイ・リップス」

と間違えがち。

実はアンチ・ラブソング。

  

日本人好みの楽曲だと思う。

何故なら

わかりやすいから。

 

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