松島屋ないまぜ帖
2021.09.21
竹取物語
皆さまよくご存知の竹取物語。
竹から生まれた光輝くばかりのお姫様、
かぐやひめが月へ帰るのは八月十五日。
当時は旧暦ですから
つまりは今夜です。
五人の公家たちに難題を出し
帝でさえも受け入れないかぐやひめ。
源氏物語にも
「物語の出で来はじめの祖(おや)なる竹取の翁」
とあって、平安朝のはじめ
かな文字で書かれた日本で最初の物語です。
この絵本は
作家の円地文子先生が書かれた文で
音読しやすく
絵本読みのボランティアで
何度も使わせていただきました↓
そして秋野不矩先生の絵が素晴らしくって!
女性の日本画家に与えられる最高賞と言われる
上村松園賞を受賞なさっています。
今、気づきました。
絵本って子ども達が名文や名画に触れる
絶好の機会なのですね。
もっともっと
いろんな絵本を
読んであげれば良かったなぁ。反省。
ところで、かぐやひめが
帝への置き土産にした
「不死の薬」。
帝がその薬を日本で一番高い山で焼くよう
家臣に命じたから「ふじの山」と
富士山の名前が付いたことも
最近、知りました。反省。