松島屋ないまぜ帖
2021.04.11
吉野山
先月、このブログで
「桜の季節にオススメの歌舞伎、
テッパンは“義経千本桜”でしょう」
と書きました。
中でも「道行初音旅」は
通称「吉野山」と呼ばれます。
静御前と佐藤忠信(義経の家臣)が
旅路を急ぐのですが
舞台背景がそのものズバリ
吉野山。
昨日、奈良県から画像が届きました↓
上千本からの撮影のようですが
花が散って、葉桜に。
今年は記録的な早さだったことが
わかりますね。
「義経千本桜」は通し狂言なので
普段あまり上演されない演目が
幾つかあります。
その一つが「蔵王堂」。
写真の中央付近に小さく見えている
茶色の屋根のお堂が
国宝であり
世界遺産の金峯山寺蔵王堂です。
もし、上演されるときには
迷わずご覧ください。
珍しいので自慢できます(笑)。
聖火リレーは今日から奈良県、
明日はこの蔵王堂が
舞台となるようです。