松島屋ないまぜ帖
2025年08月
2025.08.31
幻の甲子園
昭和17年の戦時下で
高校野球の歴史には記されていない全国大会が
当時の文部省主幹で行われていたことを
初めて知った。
池袋サンシャイン劇場で
『あの夏、君と出会えて』を拝見。
あらすじは
コロナ禍で甲子園への夢を絶たれた
元高校球児が
昭和17年に
タイムスリップする話。
舞台用語で
『イチベル』というのがある。
開演5分前に鳴らされる予鈴で
出演者に開幕5分前を知らせると共に
ロビーにいらっしゃるお客様には
ご着席を促す
合図となっているもの。
この舞台では『イチベル』が
甲子園のあのサイレン!
音の鳴る電子機器の電源オフなど
お客様への注意アナウンスは
甲子園球場独特のアレ!
同時に効果音として
蝉の声が場内に響き渡り
頭の中に甲子園の
暑くて熱いあの映像が浮かび上がる。
まるでジェットコースターに乗っているように
期待感がぐんぐん高まったところで
舞台が始まった。
この演出に出会えただけでも
めっけもん!
8月31日まで東京公演で
その後、巡回。
2025.08.30
傘寿ライヴ
昨日、元祖御三家
舟木一夫サンのコンサートを拝聴。
御歳なんと80歳!
新橋演舞場には
フォトスポットが設けられていた。
口パク一切なし
ゲスト出演者もなしで
ほぼ2時間の全力独唱は
圧巻だった。
生バンドがまたいい!
フルートが入っていて
昭和歌謡の古き良き時代を
象徴しているよう。
『船頭小唄』は
うちの親父さんが
カラオケでよく歌ってたなぁ。
先代カタイチが
舟木サンの芝居に出演していたご縁もあって
コンサートに伺っているが
いつも変わらず
スッと歌っていらっしゃる。
違う次元で生きていらっしゃるような
気さえしてくる。
舟木サン80歳の誕生日当日に収録した
CDを記念に購入。
2025.08.29
ベルばらの日
「ブログのネタにどうですか?」
千葉県柏市にお住まいの方から
画像が届きました。
昨年の秋から
柏市に設置されているのは
『ベルサイユのばら』のマンホール蓋。
こちらは漫画第一巻の表紙
マリー・アントワネット↓
『ベルサイユのばら』の作者
池田理代子先生は
中学1年生の時
柏市に引っ越して来られ
その後、20数年間
柏市民だったご縁から
作られたそうです。
他にも
オスカル↓
オスカルとアントワネット↓
今日は
宝塚歌劇団で
『ベルサイユのばら』が初演されたのを
記念して登録された
『ベルばらの日』なので
紹介させていただきました。
雨の日にも撮影してくださって
ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
2025.08.28
からくり人形の顔
歌舞伎界では「メイクをする」とは言わない。
「化粧をする」とも言わない。
「顔をする」の一択。
昨日はからくり人形の“歌”だったが
今日は“顔”。
3日・16日 映画『IT/イット』より
ペニーワイズ
4日・18日 映画『テリファー』より
アート・ザ・クラウン
5日・22日 日本エレキテル連合の
未亡人朱美ちゃん3号
6日 『鬼滅の刃』より
猗窩座
7日 映画『呪怨』より
佐伯俊雄
8日 映画『ヘヴィ・トリップ俺たち崖っぷち北欧メタル!』より
クシュトラックス
9日 映画『死霊館』シリーズより
アナべル
10日・24日 映画『死霊館のシスター』より
ヴァラク
11日 映画『アリス・イン・ワンダーランド』より
赤の女王
13日・23日 映画『ロード・オブ・セイラム』より
DJハイジ
14日 映画『ダークナイト』より
ジョーカー
15日 映画『レジェンド・オブ・メキシコ』より
サンズ
17日 マクドナルドのドナルド
19日 タレント鉄拳
21日 映画『エクソシスト』より
サブリミナル効果に出てくるパズズ
25日 映画『リメンバー・ミー』より
ミゲル・リヴェラ
26日 メキシコの死者の日
カトリーナ
ブロマイドは青字。
『テリファー』は映画館でもらった
お面を参考に↓
毎日あれこれ学ばせていただいた
八月納涼歌舞伎。
全ての方に感謝。
2025.08.27
からくり人形の歌
おかげさまで八月納涼歌舞伎は
千穐楽。
この暑さの中
歌舞伎座でご観劇くださった皆さま
ありがとうございました。
ブロマイドを買うために
歌舞伎座地下へお出ましくださった方にも
重ねて御礼申し上げます。
20年ぶりのからくり人形
如何でしたか?
さあ、お約束の答え合わせ。
今日は『歌』のみ発表。
8月3〜8日・21〜25日
プレイバックPart2:山口百恵
8月9〜11日
1/2の神話:中森明菜
8月13〜15日・18日
渚のバルコニー:松田聖子
8月16〜17日
UFO:ピンクレディー
8月19日
ブルージーンズメモリー:近藤真彦
8月26日
さよならの向う側:山口百恵
以上6曲。
明日は化粧を発表します。
2025.08.26
OSK夏のおどり
昨日は出番前に新橋演舞場へ。
OSK日本歌劇団『レビュー夏のおどり』を拝見。
新しいトップスター翼和希さんの
お披露目公演。
NHKの朝ドラ『ブギウギ』では
梅丸少女歌劇団(USK)で
福来スズ子の先輩
男役トップスター橘アオイ役で
出演しておられた。
覚えておられる方も多いかと。
今回、勉強させてもらったのは
第一部『翔〜Fly High〜』
花柳寿楽先生が手がけた
和物のレビューショー。
「チョンパ」と言われる
暗転に柝が入って一気に舞台が明るくなる
王道の演出で開幕。
歌舞伎舞踊にもある『お祭り』では
主役の翼和希さんが
「待っていたとは、ありがたい」の
お馴染みの台詞で
会場から大きな拍手。
歌舞伎役者としては
こういうアレンジも嬉しい。
OSKさんの新時代到来。
『レビュー夏のおどり』は
新橋演舞場で今日まで。
11:30〜と16:00〜の
2回公演。
2025.08.25
夜の地球儀
秋篠宮家の佳子様が万博を視察なさったと
ニュースで聞いた。
いくつかのパビリオンをご覧になられたそうだが
その中の一つが『夜の地球儀』。
今年4月
万博へ行った時
予約無し
しかも待ち時間0分で入れた所。
直径1メートルくらいの大きさの
輪島塗の地球儀は
石川県輪島漆芸美術館から
運ばれてきたもの。
椀木地
曲物木地
指物木地
朴木地
髹漆
呂色
蒔絵
沈金
8部門の技術者の皆さんが
5年がかりで仕上げたとのこと。
木地をまん丸にし
ヨレやキズ、埃などが入らないよう
漆を均一に塗るには相当な技術が必要。
その漆黒の上に
蒔絵や沈金の金色が浮かび上がって
息を呑むほど美しい。
能登半島地震での被災を免れた
復興のシンボル的な作品でもある。
世界から訪れた人たちに
日本の伝統工芸を見てもらえる
チャンス到来。
2025.08.24
江戸 大奥
東京国立博物館
通称トーハクで開催中の特別展『江戸 大奥』へ。
主催が
トーハクとNHKとNHKプロモーションなだけあって
なかなか華やか。
男女逆転の設定だった
NHKドラマ10『大奥』のセット
“御鈴廊下” が一部再現され
ドラマで使われた衣装が展示されていた↓
歌舞伎役者としてはどうしても
『大奥での歌舞伎』に目が行く。
大奥だから男性の役者は入れない。
そこで歌舞伎役者の女性の弟子
坂東三津江が大奥に参上し
将軍家斉公の妹君や御側室などの前で
歌舞伎を披露していたそう。
その舞台衣装は今見ても斬新!
かつ豪華↓
この衣装で上演される
『時今也桔梗旗揚』
どんなだろうと想像するだけで
ワクワクした。
2025.08.23
公開初日タローマン
昨日は出番の前に映画館へ。
『大長編 タローマン 万博大爆発』を拝見。
岡本太郎作品✖️特撮=
TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇は
“でたらめ”で“べらぼう”な映画。
元はNHKのミニ番組。
未来から万博を破壊しにやってくる敵と戦うため
地球防衛軍CBGは
自由すぎる巨人タローマンと協力し
万博を守ろうとするが・・・。
台詞の至るところに
岡本太郎先生の名言が散りばめられているから
おちゃらけているようで
実は深い。
ナレーターをしている大阪の飲み友達に
「タローマン、面白かった」とメールしたら
なんと『水差し男爵』の声を担当したとのこと。
ええ〜、それ先に言ってよぉ。
普段の声と違ってて
全く気づかなかったわ。
公開初日の来場者は
ざっと見渡す限り
昭和生まれの熟年世代が多かった。
殆どの人が
シニア料金で見ており
ムビチケカードを買ってないと
思われる。
実はCBG隊員証になっていて
ちょっと欲しくなった笑。
2025.08.22
報道番組インタビュー
「何故、映画国宝がこれほどヒットしたと思いますか?」
昨日、亀蔵は
読売テレビ報道番組のインタビューを受けました。
前日夜に取材依頼をなさったディレクターさんが
翌朝、上京なさり
亀蔵の出番前に
歌舞伎座タワー木挽町ホールにて取材決行
時間にして30分ほどでした。
番組名は
『サタデーLIVE ニュースジグザグ』
ゲストは古坂大魔王さんと聞いて
納得!
ピコ太郎さんとは
国立劇場初春歌舞伎にて
共演させていただいた仲なのです。
当時の懐かしい写真をご覧いただけたら
ますます歌舞伎に興味を持ってもらえると
思うのですが。
明日
8月23日(土)
11:55〜13:30
NNN(日本テレビ)系列での
全国放送です。
只今、絶賛編集中で
数分?いえ数秒?の
出演となるやもしれませんが
どうぞご高覧くださいませ。
尚、災害や事故など
諸般の事情で
番組内容が変更となる場合がございますこと
ご承知おきください。
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