松島屋ないまぜ帖
2025.07.02
金沢の伝統菓子
石川県の金沢で
7月1日に食べる風習がある
『氷室まんじゅう』を頂戴しました 。
3色それぞれに意味があり
『白』は清浄
『赤』は邪気払い
『緑』は健康を祈ります。
江戸時代
氷室で貯蔵した氷を徳川将軍家へ献上する際
その大役が無事に果たせるよう
饅頭を供えて祈願したことと
新麦の収穫のお祝いが合わさって
氷室饅頭が誕生したと
金沢市の公式サイトに出ています。
昔は塩味の粒餡入り
麦饅頭でしたが
今は砂糖入りの餡で
酒饅頭が主流だそうです。
『万の頭となれるよう』にと思いをこめて
『饅頭』ではなく『万頭』と書いて
出世菓子として
お配り物にする家もあるとか。
いろんなメーカーさんのを
食べ比べても
楽しいかもしれませんね。