松島屋ないまぜ帖
2025.06.10
国宝
昨日は歌舞伎座終演後
6月6日公開の映画『国宝』を拝見。
吉田修一先生の原作は
出版されてすぐに読んだから
タイムラグがありすぎて
ストーリーをかなり忘れていた。
主演の吉沢亮サン
頑張ってた!
この作品を観て
歌舞伎に興味を持たれた方が
いらっしゃるはず。
ありがたい、ありがたい。
吉沢サン
何かのインタビューで
「1年半の撮影期間中
演れば演るほど
稽古が足りないって
気付いて・・・」
と仰っていた。
歌舞伎興行の稽古期間は
通常4〜5日だけど
それは
“出演者全員で合わせる”稽古であって
ゼロからやっているわけではない。
各自がそれぞれ先輩に習いに行き
自主稽古をしっかりしている。
イレギュラーなことが生じても
物心ついた時から
いろいろな基礎を叩き込まれているので
割とすぐに対応できる。
因みに昨日は
涎くり役・精四郎君の誕生日。
本番で突然
「坊、幾つになった?」と
アドリブを入れてみたら
「シジュウハチっ!」
とリアル年齢が返ってきて
爆笑だった。
ご観劇の方から
「アドリブは今回
襲名披露興行ということで
各幕で各種出ていて驚きます。
こんなにか〜って!
大サービスですね‼︎」
という感想も届いている。
さて映画の話に戻るが
プログラムを買おうとしたら
早くも売り切れ!
今年の話題作の一つとなりそうだ。