松島屋ないまぜ帖
2025年01月
2025.01.12
御菓印
「御菓印」というのをご存知だろうか。
社寺で頂くのが「御朱印」で
和菓子屋サンで頂くのが「御菓印」
昨年10月
鹿児島の明石屋サンで
偶然見つけた↓
この「御菓印」
原則として
三代もしくは
創業60年以上の歴史を持つ
老舗和菓子店の集まりである
『全国銘菓』加盟店の中の有志
“本店”のみで求める事ができる。
そしてこの度
二つ目の御菓印入手!
鳩サブレで有名な
鎌倉の豊島屋サン↓
10以上集めると
「御菓印マイスター」に
なれるそうだ。
今年の目標、決まった!
2025.01.11
ゴミうんち展
#美術展ナビの取材で
六本木駅から徒歩5分
東京ミッドタウンのデザイン施設へ。
タイトルのインパクト強!
『ゴミうんち展』
詳細は昨日から無料配信が始まった
ご高覧を。
難しくなく
かといって
おちゃらけている訳でもない
れっきとしたアート&デザインの企画展。
#美術展ナビで紹介されていないモノを
一つご覧頂きたい。
これ、何だかわかりますか?
大きさは大人の握り拳くらい。
もし海岸で見つけたら
金の2倍くらい高く売れる
貴重な品↓
答えは
『竜涎香
=アンバーグリス』
ギリギリまで近寄ってみたが
ケースの中だった為
匂いはわからなかった。
展覧会ディレクター
京都芸術大学の竹内教授の言葉が
忘れられない。
なんと仰ったかは
その2、その3と続く
#美術展ナビ#亀蔵meets
『ゴミうんち展』で
お楽しみ頂きたい。
そのままそっくり
歌舞伎にも当てはまりそうで
希望が持てた。
2025.01.10
博多で豆まき
福岡市の櫛田神社で
『朧の森に棲む鬼』出演者が
豆まきを致します。
2月3日(月)午前10時頃の予定です。
「福は内、鬼は外」の掛け声で
この一年の邪気払いとまいりましょう。
豆まきの翌日
2月4日は
歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』の
初日です。
2025.01.09
デジタル北斎
初台・新国立劇場
出番の合間に
お隣の東京オペラシティタワーへ。
NTTインターコミュニケーション・センター
通称ICCでは
最新技術を駆使した
北斎の展覧会が開かれており
お馴染みの錦絵や肉筆画などから
その生涯をサクッと辿れる
構成になっている。
中でも
北斎が長野県の小布施に残した
生涯唯一の祭屋台の天井絵
4枚の原画は
高精細複製画での再現で
細かい部分まで眺めることができる↓
『真正の画工 創造と革新の道』
というタイトルは
北斎最期の言葉
「天我をして五年の命を保たしめは
真正の画工となるを得へし」から。
幕府や藩のお抱え「絵師」ではなく
あくまでも民間の「画工」として
自由に描きたいという
強い意志が感じられる。
こちらは
岩松院本堂天井絵『鳳凰図』
1/12縮小版↓
同じく1/2縮小版の高精細複製画が
NTT東日本・初台本社ビル
1階ロビーに展示されており
そちらは平日のみ見ることができる。
2025.01.08
あーちゃんの誕生日
今日は
「あーちゃん」こと
十代目松本幸四郎サンの誕生日。
直接言うのはちょっと照れるから
この場を借りて
「おめでとうございます」
先月の新橋演舞場
歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』は
連日満員御礼で千穐楽を迎えた。
あーちゃんのライ
17年前と見比べたお客様も
いらっしゃる事かと。
52歳となり
円熟味増し増しの高麗屋サン。
『朧の森に棲む鬼』では
僕は四天王の一人ウラベとして
一座させて頂いた。
今、ネット通販
劇場販売のとは別に
ネット限定なんてのもあるんだ〜笑↓
「お衣裳の柄が素敵です」と
ご観劇の方から
感想を頂いた。
普段の歌舞伎とは全く違う生地で
イタリアからのお取り寄せだとか。
大胆なデザインが舞台映えする。
歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』
来月、博多座で開幕。
2025.01.07
門松
関東では1月7日までが
『松の内』と言われます。
今まで全く気づかなかったのですが
門松の“竹”に注目してみました。
その切り口
歌舞伎座では“真っ直ぐ”です。
「そぎ切り」が主流となる前は
この形がスタンダードだったそうで
「寸胴型」と呼ばれます↓
「そぎ切り」が多くなった理由は
徳川家康が三方ケ原の戦いに負けた時
門松の竹を武田信玄に見立て斜めに切った説や
そぎ切りの方が
切り口が笑顔に見える説など
いくつかございました。
歳神様が降りて来られる際の目印となり
長寿や繁栄を願う門松。
お正月飾りは今日までです。
2025.01.06
通し狂言をライブ体験
いろんなエンタメがある中で
歌舞伎をご高覧賜り
御礼申し上げます。
東京では今月
4ヶ所で歌舞伎上演中。
歌舞伎座
新橋演舞場
浅草公会堂
そして昨日は
初台・新国立劇場で開幕。
ロビーは正月の設え↓
芝居は『彦山権現誓助剣』の通しで
菊之助サンが
情深く力自慢で武芸の達人
毛谷村六助。
普段上演している『毛谷村』の
前後があるから
物語がわかりやすい。
多分、ご覧になった方は
親孝行したくなるだろう。
僕は二役。
出番の合間に
珈琲ブレイク。
ドトールさんのレシート
一言メッセージが有難い。
大詰め
可愛くて頼もしい
ちびっ子たちの立廻りまで
おもいっきり楽しんでくださいね!
2025.01.05
本日、初台初日です
国立劇場の初春歌舞伎は
初台の新国立劇場にて
本日、開幕。
お正月公演なので
手拭い撒きは
毎日ございますし
初日のみ12:30頃から
獅子舞が舞台に登場します↓
通し狂言『彦山権現誓助剣』
仇討ちまでの上演は
なんと58年ぶり!
筋書(プログラム)の表紙は
谷文晁作『彦山真景図』です↓
お正月ならではの
フォトスポットが設置されますので
お早めにいらして
ロビーでのんびりおくつろぎくださいませ。
開場時間は12:15です。
2025.01.04
博物館に初もうで
昨日は弊所の仕事始め。
年賀状を書く事と
東京国立博物館へ行く事が
毎年のルーティーンです。
トーハク本館の大階段には
立派なお花が活けられていて
今年は池坊サンがご担当↓
総合文化展(常設展)は
お正月らしい作品や
干支にまつわる作品が多いのも
この時季の特徴です。
酒井抱一筆『扇面雑画 白梅』↓
蛇の目は
“魔除け”になる
という謂れから
家紋や意匠としても使われます。
『陣羽織 茶麻地蛇の目模様』↓
喜多川歌麿の錦絵
『浮世 七ツ目合・巳亥』には
蛇(巳)の玩具と
団扇に猪(亥)が↓
“ある干支と
それから数えて
七つ目の干支との組み合わせは
幸運を招く”と
キャプションに書かれていました。
「巳・午・未・申・酉・戌・亥
なるほど!」
今年も楽しみながら
さまざまに学ぶ機会を持ち
このblogで
ちょこちょこ発信できたら
幸いです。
本年も宜しくお願い申し上げます。
2025.01.03
101回目の箱根駅伝
東京箱根間往復大学駅伝競走
通称『箱根駅伝』は今年で101回目。
新春の風物詩となっている。
昨年のblogで
100回記念バスタオルを予約した事を書いた。
覚えておられるだろうか。
これまでの優勝校が全て
プリントされている↓
昨日の往路は
青山学院大学が優勝。
今日は復路。
2年連続の総合優勝なるか。
二日間の合計タイムで
順位が決まる。