松島屋ないまぜ帖
2024.12.22
しめ縄飾り
例年、歳の市で求めたり
田舎から送ってもらったり
花屋サンに注文したりする『しめ縄飾り』
今回はどうしようかと思っていた矢先
東京ミッドタウンで
そのものズバリの展覧会に遭遇。
『しめ縄飾り』には
いろんな形があり
それぞれに
願いが込められていることを知る。
写真の右は『えび締め』
古代中国で結界として
家の門に飾られていた
『注縄』のバリエーション。
海老は腰が曲がっているため
長寿を表す縁起もの↓
写真の左は『めがね』↑
見通しが良いことから
交通安全祈願として
自動車につけるそうだ。
そしてこちらは
繁栄、長寿、多幸を願う吉祥紋
『宝結び』↓
『鶴』も縁起物の筆頭。
つがいになると生涯相手を変えないことから
夫婦円満や健康祈願に↓
作者は上甲 清さん。
農業の傍ら
しめ縄職人もなさっているそうだ。
会場には
しめ縄作りの道具も
展示されていて
手仕事の温もりが感じられる。
日本文化は
祈りの文化なんだと
改めて思った。