松島屋ないまぜ帖
2022年10月
2022.10.11
紀尾井町家話アーカイブあります
昨夜、無事に自宅からの生配信
『紀尾井町家話』終了。
ご高覧くださった皆さま
ありがとうございます。
まだの方、配信チケットは
明日12日20時迄販売なので
間に合います。
昨日は
平成中村座終演時間が18:55
楽屋を出たのが19:10
ダッシュで自宅へ戻り
回線チェック&リハーサルが19:50
配信本番が20:00すぎから
という結構カツカツな
スケジュールだった。
配信の中で使った画像
笑ってしまうほど顔が若い。
1回目の平成中村座
『法界坊』の番頭は
なんと2000年。
み〜んな若かったなぁ。
基本、中村座は
ブロマイドを販売しないから
どれもある意味貴重な画像。
今回の蛙も含め。
トークも
「今だから話せます」的な笑。
え〜!そ〜なの?
もあって楽しかった。
自宅からの配信は
ほんとに我が家で飲んでるそのまんま。
みんなの雰囲気も楽屋と一緒。
アーカイブで12日23:59迄
何度でも視聴できます。
2022.10.10
時の鐘
川柳にある
『今 鳴るは 芝か 上野か 浅草か』
その浅草の『時の鐘』は弁天山
いつも亀蔵手拭いを
染めてもらってる
ふじ屋サンのすぐ近く↓
五代将軍綱吉公によって
改鋳されたそうで
高さ2・2メートル。
東京大空襲でも
鐘本体は焼け残った。
都の指定文化財で
今も現役。
毎朝6時
お坊さんが鐘を撞いて
浅草界隈に
その音を響かせている。
夜に撞くのは
除夜の鐘の時だけ。
令和四年のカレンダー
残り少なくなってきた。
2022.10.09
かっぱ橋 道具まつり
昨日
平成中村座第一部と第二部の間に
浅草寺から歩いて10分ほどの
かっぱ橋へ。
大混雑!
歩道に人が溢れていて
真っ直ぐ歩く事ができないほど
賑わっていた。
「何?何?何の祭りだ?」
と思ったら
『道具まつり』開催中↓
いろんな道具の特価販売や
抽選会
クイズラリーも。
今日10月9日は語呂合わせで
『道具の日』
かっぱ橋道具街®︎が
言い出しっぺらしい。
『道具まつり』は明日迄。
祝日は歩行者天国で
もっと賑わいそうだ。
2022.10.08
後の月
「帝劇ビルに行って
仙崖サンの絵葉書を買ってきて」
亀蔵からお使いを頼まれ出光美術館へ。
今、『仙崖のすべて』展が
開かれています。
仙崖サンは江戸時代
博多の聖福寺の和尚さんだった方。
実は水墨画がものすごく上手なのですが
あえてお茶目な絵(禅画)を描いて
一般庶民にわかりやすく
禅の教えを説いたのは
皆さまご存じの通りです。
今日は旧暦の9月13日。
今宵は「後の月」とも
「名残の月」とも言われる
「十三夜」なので
此方の絵葉書を選びました↓
「十三夜」のお月見は
日本だけの風習だそうです。
2022.10.07
ひびけ歌声 とどけ心に
癌に影響を受けた方が
再び自分の力で歩んでいくのを支援する
NPO法人マギーズ東京。
癌に詳しい専門スタッフ
看護師や心理士などが
話を聞いて一緒に考えてくれる場所です。
その活動の一環として
シェ ママンという
ボランティアグループ主催の
チャリティコンサートが
昨夜、開かれ
亀蔵の代理で伺いました。
会場の入口で
小さなブローチをいただいて
席に着きます。
フェルトとビジューで
一つひとつ手作りされたもの↓
心がほんわかしたところで
声楽の演奏会がスタート。
出演はLA VOCE
東京藝術大学音楽学部の
同期生メンバーで構成され、
若くして天国へ旅立った友人のために
歌い継いでいるそうです。
財津和夫サンの曲からオペラまで
独唱も重唱もそれぞれに楽しくて、
人の声っていいなぁ〜と
しみじみ。
いろんな形があるボランティア。
できる人が
できる事を
できるだけ。
2022.10.06
近藤の殿様
街歩きが好きで都内をひとりで巡る。
江戸時代の古地図を片手に。
文京区の本郷地区は
前田のお殿様=加賀宰相殿の
江戸屋敷だということは有名。
今、東京大学になっている所。
現在の本郷三丁目の交差点あたり。
春日通りを挟んで
加賀宰相殿の向かいっ側が
『近藤石見守』と古地図にある。
「近藤、近藤・・・近藤だっ!」
昨日から始まった平成中村座
『幡随長兵衛』。
長兵衛を殺すのが近藤登之助。
その近藤一族が
代々住んでいる屋敷だと
推察。
石高は5400石余り。
そこそこ中堅の近藤の殿様。
いくら身分制度があるにせよ
風呂場で丸腰の長兵衛を斬るとは
武士らしからぬ行い。
イエスマンにもほどがある!
と個人的には思っている。
2022.10.05
本日、初日
北九州での公演から
3年ぶりの平成中村座
本日、初日。
櫓があがって
勘三郎サンの「目」も
お客様をお迎えしている↓
おわかりになられるだろうか。
画像をお手元でアップにして
櫓をよ〜く
ご覧いただきたい。
十八代目に因んで
場内外18ヶ所にある「目」を
デジタルスタンプにする方も
いらっしゃるとか。
そして「絵看板」は
今回が初めてなんじゃないカナ。
誰かに確認したかったんだけど
みんな忙しそうで
聞きそびれてしまった。
一部と二部で
雰囲気が随分変わる。
これも中村座の面白いところ。
お月見と一緒で
片方だけじゃなく
両方観て欲しい。
第一部は
勘三郎サンこだわりの
古典歌舞伎の見取り狂言。
第二部は
新作歌舞伎!
扇雀サンとの蛙の夫婦(!?)
全身着ぐるみで
頑張りマス♪
2022.10.04
そうだ、京都、行こう
令和四年も残すところ
3か月を切りました。
新聞におせちの広告が増え
書店には手帳コーナーがお目見え。
そんな中で発表されたのが
暮れの京都南座
顔見世興行です。
今年は3部制で
第一部『すし屋』と
第二部『封印切』に
亀蔵の出演が決まりました。
此方は2018年10月上旬に
撮影された南座です↓
歌舞伎が世界文化遺産であることは
皆さまご存じの通り。
そして京都南座の建物も
国の登録有形文化財&
京都市の歴史的意匠建造物に
指定されています。
芝居見物は
文化財を守ることにも繋がるのです。
もうすぐ刷り上がってくるチラシには
『當る卯歳』の文字が。
来年も沢山の福が訪れることを
願いつつ
顔見世で華やかに
今年のお被楽喜としてください。
2022.10.03
丸の内へお引越し
昭和の建築として初めて
国の重要文化財に指定された
「明治生命館」に
新しい美術館がお目見えしました。
愛称は「静嘉堂@丸の内」。
明治時代の半ば
三菱二代目・岩崎彌之助社長が創設した
「静嘉堂」(世田谷区)は
130年後
ついに念願叶って
丸の内に移転オープンしたのです。
入り口には
彌之助と小彌太(四代目社長)の
銅像が並んで
お客さまをお出迎え↓
「静嘉堂」は
東洋古美術を主とした
6500件の美術品と
和漢の古典が20万冊という
コレクションを誇ります。
一昨日から始まった
新美術館開館記念展では
国宝全7件が一般公開。
世界に現存するのは
たったの三つという
『曜変天目』茶碗は
発色が鮮やかで
宇宙を思わせる美しさ↓ポストカードより
俵屋宗達
『源氏物語関屋澪標図屏風』も
見応えアリ↓図録裏表紙より
気合いが入った開館記念展は
12月18日まで。
前期後期の入替えございます。
2022.10.02
1年に2回
「暑さ寒さも彼岸まで」
とは、ほんとによく言ったものだ。
二、三日前から
金木犀の香りが漂うようになった。
東京に、秋、到来。
食欲の秋
スポーツの秋
行楽の秋
そして読書の秋。
小皿が好きで
この時季のヘビーローテーションは此方↓
今日は『スヌーピーの日』。
1950年10月2日
漫画『ピーナッツ』が
アメリカの新聞で
掲載スタート。
実は
このブログで8月10日に書いた
“スヌーピーの誕生日”も
『スヌーピーの日』。
1年に2回も
自分の名前が付いた
記念日があるなんて
スヌーピー
たいしたもんだ!