松島屋ないまぜ帖
2022年10月
2022.10.31
銀茶会2022
自粛が続いていた各地の催しが
この秋、戻ってきている。
昨日、銀座では
『銀茶会2022』が開かれた。
銀茶会=銀座で茶会。
ホコ天となった街のあちこちに
気軽な野点風の茶席が出現。
流派もいろいろ。
今年で20回目だそうだ。
こちらは銀座三越9階
表千家サンの茶席↓
5ミリほどにスライスした木の板を
紐で繋いで囲いを作った茶席。
全国の大学生が参加した
コンペで選ばれた作品。
適当に作っている訳じゃなく
ちゃんと構造計算されている。
畳んでコンパクトにすることができ
何度でも使用可能。
サステナブル!
床の間がわりの設え↓
扇子に書かれている
『千年翠』は
松のこと。
屋号が松島屋なので
ちょっと嬉しくなる。
こうやって街全体で
茶道文化を繋いでいく取り組み
流石、銀座!
2022.10.30
演歌に生きる男
「レコードがお好きなんですね」
と公式サイトにメッセージが届いた。
ハイ、聴くのも
集めるのも
手入れするのも好きです。
80年代のビルボードチャート
ドーナツ盤を中心に
日本のもフォローしている。
コレクションの中でも
ちょっと珍しいのが
「演歌」。
此方は昭和53年12月に
浅草公会堂で録音された
「演歌に生きる男」↓
大川栄策サンは
皆さまご存じの通り
福岡県大川市ご出身。
佐賀商業高校時代
小倉を舞台にした
「無法松の一生」に
激しく心を打たれ
古賀政男先生に弟子入り。
昭和44年
「目ン無い千鳥」でデビュー。
リサイタル・ライヴの演奏は
コロムビアレコーディングオーケストラ
ギター:木村好夫氏
ナレーション:芥川隆行氏も
懐かしい。
「誰か故郷を想わざる」
「影を慕いて」など
古賀先生の有名作品も↓
今日、10月30日は
大川栄策サンの誕生日。
昭和23年生まれ。
演歌はこれからの季節に似合う。
2022.10.29
和服の日
歌舞伎役者の制服とも言えるのが
和服。
行事は基本的に
「黒紋付に袴」と決まっている。
袴の色や柄を指定されることは
まず無いが
襦袢の「半襟」と
羽織の「紐」の色に関しては
ときどき事前通告がある。
近々行われる式典の“指定”は
「鼠色の半襟」と
「白の羽織紐」↓
今日は2020年に制定された
「和服の日」。
いい(1)わ(0)ふ(2)く(9)
=良い和服の
語呂合わせから。
2022.10.28
パンダ来日50年
上野動物園に
ランランとカンカンがやってきて
今日でちょうど50年。
湯島に住んでたから
近所の盛り上がりが
凄まじかったのを覚えている。
あの時「パンダ好き」が
始まったのかも。
パンダを応援する街、上野。
老舗百貨店の松坂屋上野店では
デジタル写真展をはじめ
さまざまな催しを行っている。
外壁は
お客様から寄せられたパンダの写真で
パンダを作った
モザイクアート↓
松坂屋のパンダ推しは50年前から。
当時
パンダのアドバルーンをあげていた↓
(提供)上野観光連盟
そして50年後の今も
期間限定で再びお目見え中。
松坂屋上野店の屋上から撮影↑
パンダのアドバルーン
本体の高さは3.5m。
「パンダ来日50年おめでとう!」
垂れ幕の長さは10m。
リバイバルアドバルーンは
今月30日まで。
(10〜17時)
あ〜、本物のパンダに
随分会って無い。
お母さんパンダ
シンシンのランチタイムを
YouTubeにアップして以来
ご無沙汰している。
シャンシャンは12月末が
返還期限だし。
もう1回
会っておきたいナ。
2022.10.27
本日、千穐楽
平成中村座十月大歌舞伎は
本日、千穐楽。
コロナ禍の中の応援
心から御礼申し上げる次第にございます。
初日あたりは
まだ夏の名残りがあり
公平も蛙も
汗が止まらなかった。
だんだんと身体が慣れ
気温が下がり
一昨日、初めて
汗が滴り落ちなかった。
あ、汗は出てます、念のため。
先週から
舞台と並行して
次の稽古を行っている。
気分転換に散歩したり
ランチしたりの余裕はゼロ。
こんな時にお世話になるのが通販。
ウルトラセブン55周年を祝って
自分へのご褒美↓
2022.10.26
富士の輝き
毎日、果物を欠かさない。
柿に蜜柑に林檎に葡萄。
その葡萄
この秋、初めて遭遇した
『富士の輝き』↓
数年前に品種改良された
ブラックシャインマスカット。
ブラックと付いているが
美しいボルドー色。
特徴は凹み。
大粒で糖度が高く
種無しで皮ごと食す。
日本のこの技術力!
ちょっとやそっとじゃ真似できまい。
ひと雨ごとに秋が深まる。
そして食べ物が実に美味しく
感じられる。
毎日、感謝。
2022.10.25
ナウシカ上映中
「月イチ歌舞伎」と題して
全国34の映画館で上映中の
シネマ歌舞伎。
今は新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』
前編です↓
松竹担当スタッフからの話
情報共有させていただきます。
① 舞台の音源につきまして
サウンドトラックを有料配信中。
選択画面へ進み
ドワンゴやレコチョクなどから
お気に入りの曲を
スマホへダウンロードできます。
②半券応募キャンペーンにつきまして
今年度はお香の老舗メーカーさんの
完全オリジナル香です。
上映作品ごとに
香りを調合。
ナウシカの前編と後編は
違う香りなのだそうです。
前編は、森の香り↓
後編は、ナウシカが青き衣を纏いて降り立つ
金色の野をイメージした香り。
シネマ歌舞伎
『風の谷のナウシカ』
前編は10月21日から27日、
後編は11月11日から17日まで。
お近くの映画館で
お楽しみください。
東劇は11月24日まで上映延長です。
2022.10.24
西九州新幹線
先月23日に開業した
西九州新幹線。
ひとつき経ったけど
東京から離れる事ができず
まだ乗車していない。
せめて
と、日本橋にある
長崎県の物産館へ↓
(手前)波佐見焼の箸置きと
(奥)長崎カステラ。
パッケージが工夫されてて
おっ!と手が伸びた。
新幹線=青ってイメージだけど
かもめはN700Sの車体に
赤いカラーが入っている。
デザイナーは水戸岡先生。
鉄道ファンで
先生の名前を知らない人は
モグリだと聞いた。
本物との対面が楽しみ。
2022.10.23
展覧会 岡本太郎
「美術品」や「芸術」の
あのよそよそしさ。
そのなま皮をひっぱがして
自由なイマジネーションをふき上げるべきだ。
by岡本太郎
東京都美術館で始まった
『展覧会 岡本太郎』
絵画だけでなく造形物がいい。
迸る魂の叫び
弾けるエネルギー
溢れる愛くるしさ。
そしてグッズがたまらないっ!
ひと通りぜ〜んぶ大人買いしたい。
熟考して
コチラで我慢することに↓
やっぱりもう1回行って
買い足そうか。
東京は12月28日まで。
その後、愛知へ。
2022.10.22
ユーミンと歌舞伎
ユーミンこと松任谷由実さんが
『ユーミン万歳!松任谷由実
50周年記念ベストアルバム〜』を
リリース↓
面白いのは
全国99局のラジオリスナーの
リクエスト&エピソードをもとに
このアルバムが作られたということ。
荒井由実だった頃から頭角を現し
圧倒的な存在感で
日本の音楽シーンを牽引してこられた
シンガーソングライター
ユーミン。
(ここはあえて呼び捨て)
由実という本名を説明する時は
“決まり文句”があるそうだ。
「由良之助の“由”に
実るの“実”」
歌舞伎好きだったお母様が
おつけになられた。
由良之助とは
大星由良之助。
皆さまよくご存じ
赤穂浪士討入りの実在人物
大石内蔵助をモデルにした
歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』の主人公である。
「由良之助の“由”」という
キャッチフレーズ。
これを知ったのは
雑誌an•anでのこと。
ユーミンと歌舞伎が繋がった瞬間
なんだか嬉しかった。
- 1 / 4
- 次のページ »