松島屋ないまぜ帖
2022.06.03
旧暦 端午の節句
今日は旧暦の五月五日
端午の節句です。
令和の現代では
ほとんど見かけることは
ありませんが、
日本画の中に
端午の節句の飾り物を
発見しました。
菖蒲や蓬を五色糸で結わえて
長く垂らします。
『長命縷(ちょうめいる)』や
『真の薬玉』と
呼ばれました↓
季節の変わり目には
魔物が忍び込みやすい
と考えられていて、
宮中をはじめ貴族たちが
柱などにこれを掛けて
邪気を払ったそうです。
『枕草子』にも出てきます。
中宮の母屋の柱に
薬玉を掛け
九月九日の節句に
菊と交換した、と。
今日は薬玉のように
アレンジした花を
飾ってみるのも
良いかもしれません。
厄除け、厄除け。
鶴亀、鶴亀。