松島屋ないまぜ帖
2022.04.15
国立西洋美術館リニューアル
世界遺産に登録されている
上野の国立西洋美術館。
ここ1年半ほど休館していたが
先週
リニューアルオープン。
待ってましたっ!
国立西洋美術館の設計は
フランスの建築家
ル・コルビュジエだという事は
有名だ。
彼は、建築の新しい概念として
『建築的プロムナード』
歩いて動き回る空間を
構想していた。
前庭は、開館当時の姿に
近い状態に。
西門からのアプローチを加えたり
開放的な柵にしたり
床の目地をモデュロールで割り付けたり
ル・コルビュジエが描いた広場空間が
体験できる。
そして
以前と変わらず
庭にある彫刻作品は
誰でも無料で楽しめる。
ぷらっと散策するのにオススメ↓
さらに
美術館のヘソとも言える
本館1階19世紀ホールが
無料開放。
中に入ると
やわらかい自然光が
作品を照らしている。
三角形の明かりとりの窓が
効果的↓
本館で今
開催されているのは、
ル・コルビュジエの
晩年の絵画作品展。
てっきり建築家オンリーだと
思っていたが
画家でもあったとは。
見事な二刀流。
しかもワンコインで楽しめるなんて
粋な計らい。
西洋美術を専門に扱う美術館で
どっぷり西洋美術に浸る。
そうして見えてくる
文化の違い。
日本文化の特徴の一つは、
他者を完全排除するのではなく、
ほかの地域の多様な文化と交流し
良い所を取り込んで
更に発展していく所にあると思う。