松島屋ないまぜ帖

2021.06.07

根津美術館

休館が続いていた

都内の美術館や博物館が

次々再開しました。

  

真っ先に向かったのは

南青山の根津美術館です。 

  

私の美術鑑賞の仕方は

少し変わっているかもしれません。

すぐに作品は拝見しません。

    

心の準備と申しましょうか

日常と非日常の線引きをしたいので

まずは休憩。

  

この美術館のお庭がそりゃもう素敵で

ゆったりと散歩を楽しんでから

展示室へ向かいます。

 

 

現在開催中の企画展「茶入と茶碗」は

「大正名器鑑」刊行百年を記念して

高橋義雄=箒庵の偉業を偲ぶ展覧会です。

  

  

この「大正名器鑑」、

ざっくり紹介すると

茶入と茶碗の名品図鑑。

    

全9編11冊にまとめあげられたのは

古くから名家が所蔵する

875点もの茶入と茶碗。

  

その特徴や鑑賞ポイントなどが

細かく記され

漆塗りの立派な木箱に

納められています。

  

関東大震災前だったのが幸い。

流石、数奇者と呼ばれたお方。

  

蛇足かと思いますが

「すきしゃ」と呼んでくださいね。

   

そして、実際に根津コレクションとして

実物が目の前にある事の

感動ったらありません。

これを眼福と言わずして

何と申しましょう。

  

箒庵と青山(根津嘉一郎)の

心の通ったエピソードが

様々な形で紹介されていて

ほっこりする場も。

心が豊かになるのを実感します。

    

素敵な展覧会だったぁ〜

と反芻しながら

ミュージアムカフェで一服するのも

ルーティーン。

  

この美術館のコレクション

国宝「燕子花図屏風」の

意匠を取り入れたお皿で

ケーキが頂けるのが嬉しくて♪

    

  

会期は7月11日まで。

もう一回伺おうかなぁ〜

なんて思っています。  

  

    

 

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