松島屋ないまぜ帖

2025.10.06

祝!読売あをによし賞

久留米絣の松枝小夜子サンが

『読売あをによし賞』を見事受賞された。

心よりお祝い申し上げたい。

  

昨日の読売新聞紙面より↓

  

  

久留米絣は

福岡県筑後地方の伝統工芸品で

およそ40ある工程は全て手作業。

  

もともと小夜子サンは

郡上紬の宗廣力三先生に師事しておられたが

1982年

今は亡きご主人・松枝哲哉サンの

祖父の工房『藍生庵』で修行を始め

1985年

哲哉サンと結婚。

  

以後、ご主人と二人三脚で

久留米絣の伝統と技術を

受け継ぎ発展させた。

  

職人を育て

地元の子ども達への指導をなさり

哲哉サン亡き後

ご子息の崇弘サンを

後継者として育てる仕事も。

  

「いったい何足の草鞋なんだ⁉︎」と

そのアグレッシブさに

ただただ脱帽している。

  

『読売あをによし賞』は

文化遺産を守り伝える個人や団体を

顕彰するもので

『継承・発展部門』での

ご受賞である。

    

選考委員講評で

「いつ途絶えてもおかしくない

織物業界を支える人たち

全体の受賞でもある」と

九州国立博物館元館長

三輪嘉六氏の言葉に

力をもらった人たちが

大勢いたことだろう。

 

カレンダー

«10月»
   1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
ページトップへ