松島屋ないまぜ帖
2025.08.20
カマキリ先生といだてんと
歌舞伎座の八月納涼歌舞伎
『野田版 研辰の討たれ』
千穐楽まで一週間となった。
皆、自由に演じていて
歌舞伎の度量の大きさを改めて思う。
以下
ネタバレ含むのでご注意を。
カマキリ先生はエアで
バッタを捕まえている。
毎日、大ウケ。
そして主役の守山辰次は
“いだてん”走りをしている。
そう、大河ドラマの時の
金栗四三選手の走り方。
こちらの『金栗タビ』は
金栗選手だけでなく
当時のマラソン選手も使用したとのこと↓
(秩父宮記念スポーツ博物館蔵)
今日は金栗四三選手の誕生日。
1891年生まれの日本マラソンの父は
まさか令和になって
歌舞伎座で笑いを取るとは
夢にも思ってらっしゃらないだろう。
そして
からくり人形も
(あ!からくりとかなくりって一字違い!)
昭和歌謡三昧の毎日。
もし本当に古典歌舞伎になって
100年後とか200年後に上演された時
それらは『型』になっているのだろうか。
観てみたい。