松島屋ないまぜ帖
2025年04月
2025.04.08
手塚治虫『火の鳥』展
昨日は歌舞伎座で新作を2本拝見。
昼の部の最初の演目が『木挽町のあだ討ち』
夜の部の最後の演目が『無筆の出世』
その合間に六本木へ。
六本木ヒルズ森タワーでは
「マンガの神様」手塚治虫先生の
名作『火の鳥』初の大型展覧会が
開かれている。
企画監修は
「動的平衡」の福岡伸一先生。
エントランスには
漫画原稿が敷き詰められ
いきなり世界観に引き込まれる。
手塚先生の貴重な直筆原稿が400点!
人間として生きること
そして死ぬことの意味を
考えさせられる。
朝10時から夜10時までと
開館時間が長いのも嬉しい。
5月25日まで。
2025.04.07
花まつり
昨日はお寺サンを二ヶ所巡った。
まずは母の眠る養源寺。
次に満開の桜が美しい池上本門寺へ。
毎年4月の第一日曜日に
『花まつり』が開かれており
パレード、法要、コンサートと
盛り沢山。
色とりどりの花で飾られた誕生仏に
甘茶をかけ
合掌するのが慣わし。
お墓を掃除していたら
小雨が降って来た。
まるで天からもらい水。
亡き父である先代カタイチはじめ
歴代のご先祖さまに
花と線香を供えた。
すぐ近くにある五重塔では
年に一度のご開帳が行われていた。
六体の仏様を拝むことができる。
お堂の中にも
春の風が。
仏様もきっと
心地良いはず。
2025.04.06
夜の松本城
この週末
大好きなイタリアンを食べたくて
友人たちと繰り出し
一泊二日で
長野県の松本へ行って来た。
大王わさび園や
安曇野の定番観光地を巡り
夜の松本城へ。
NHK大河ドラマ『どうする家康』で
松重豊さんが演じた武将・石川数正を
覚えておられるだろうか。
家康が幼少の頃から近侍として仕えたが
最後は豊臣方へついた人物。
その石川数正が
松本城の初代藩主だと
言われている。
東京の桜は散り始めたが
松本はこれから。
松本の市役所付近の標高は
ほぼ600mで
634mの東京スカイツリーに
迫るくらいの高さ。
その分、遅めの
春の到来。
2025.04.05
毒薬と老嬢
日本橋三越の三越劇場で
『毒薬と老嬢』拝見。
1999年
ここで『源平布引滝』を上演した際
瀬尾のお役をさせてもらったのを
思い出した。
こじんまりとした劇場で
歌舞伎座の舞台に比べると
奥行きも幅も相当に小さい。
感覚的には半分くらい。
舞台稽古で兵馬返りをしたら
足が大幅に客席へ出てしまった。
なので本番で
身体の向きを
斜めにしたところ
劇評家に
「まっすぐできないなんて云々」
書かれたっけ。
舞台から突然
足がにゅっと飛び出すなんて
不細工すぎるし
お客様をびっくりさせてしまう。
そして何より安全面については
どのようにお考えなのか
あの劇評家から
ご意見を拝聴したいと
今でも思っている。
前置きが長くなった。
さて本題。
1941年初演のこの作品は
ブロードウェイから
ウエストエンドまで
2778回のロングラン上演。
舞台転換が一切無い
シンプルな芝居で
演出は錦織一清サン。
主演は
久本雅美サン&大湖せしるサン。
脚本がしっかりしていて
面白かった。
歌舞伎の
「ワンピース」や「ナルト」に
出演なさってた嘉島典俊サン
(=かつての「チビ玉」君!)が
いいアクセントに。
そして僕は
死体の研究。
小さな子どもがケラケラ笑ってた。
なるほど。
2025.04.04
あんぱん
朝の連ドラ『あんぱん』で
子役さんがシーソーするシーンが出てきた。
台詞の「ぎっこん、ばったん」に
びっくり!
ええっ?
高知ではそう言うの?
東京では
「ぎったん、ばっこん」
地域によって違うのかぁ〜。
4月4日は
『あんぱんの日』
今から150年前
銀座木村屋の初代さんが
明治天皇へあんぱんを献上したことに
由来する。
2025.04.03
だるまさん あっぷっぷ!
亀蔵を応援してくださっている
絵本作家の長野ヒデ子先生から
最新刊が届きました。
あすなろ書房発行
『だるまさん あっぷっぷ!』
長野ヒデ子先生が文
つちだのぶこ先生が
絵を担当。
手のひらサイズの
小さめの絵本なので
ラクに持ち運べて
読み聞かせは
手がだるくなりません。
4月3日は
『読(4)み(3)聞かせの日』です。
2025.04.02
七代目と八代目
『七代目と八代目』
このタイトルをご覧になって
すぐに「菊五郎」という名前を思い浮かべた方は
間違いなく歌舞伎通!ですね。
高円宮妃久子殿下ご臨席のもと
『尾上菊之助改め
八代目尾上菊五郎
尾上丑之助改め
六代目尾上菊之助
襲名を祝う会』が
先月末
ホテルオークラで行われました。
政財界の重鎮や
歌舞伎役者など
約1,500人が列席し
音羽会の皆さまには
お着物姿が多く見られ
会場は華やかな雰囲気に。
新橋芸者衆が
黒い“出の着物”で
踊りを披露。
格式の中にも情緒が溢れ
「日本文化っていいな」と
思わずにはいられません。
お土産は
『とらや』紅白饅頭
菊の焼印が入った
特別仕様でした↓
歌舞伎史上初!
七代目と八代目
二人の菊五郎が並ぶ
襲名披露興行は
今年から来年にかけて
全国で開催されます。
歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎』は
ちょうど一ヶ月後
5月2日
開幕です。
2025.04.01
ラトビア
バルト三国の一つラトビアの映画が
2025年アカデミー賞®︎
長編アニメーション賞に輝いた。
タイトルは『Flow』
動物たちの物語。
世界が大洪水に飲み込まれようとする中で
助けたり助けられたり
成長したり
思いやりを持ったり。
台詞は無い。
ナレーションも無い。
あるのは
動物の鳴き声と
行動と
表情だけ。
人間が出てこないからこそ
逆に感情移入しやすい面がある。
アニメーションは
子どもだけのものじゃない。
今の大人も見て欲しい。
忘れかけている大切な事を
思い出させてくれる。
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