松島屋ないまぜ帖
2023.12.20
河竹黙阿弥展
「“えんぱく”って
行かれたことありますか?」と
浮世絵のカレンダーをいただきました↓
「えんぱく」とは
早稲田大学
坪内博士記念演劇博物館のこと。
早速スタッフ研修してまいりました。
幕末から明治の歌舞伎界で活躍した
河竹黙阿弥の展覧会が
没後130年という節目で
開催されています。
黙阿弥は
1816年日本橋で生まれ
19歳で鶴屋南北に弟子入り。
27歳で初めて序幕の台本を書き
1893年78歳で亡くなるまで
多くの作品を
世に送り出しました。
後に坪内逍遥から
「江戸演劇の大問屋」
と言われるほどでした。
館内撮影禁止のため
お見せすることはできませんが
国立劇場との共催で
台本や錦絵など
様々な資料が展示されていて
直筆の書や愛用の硯など
貴重な品も。
視聴スペースから
「菊之助サンの声が聞こえる!」
と思いきや
昭和62年国立劇場『四千両』の
映像資料で
声の主は
当代の菊之助サンではなく
お父様の七代目菊五郎サンでした。
あまりにそっくりで驚きました。
早稲田大学の南門から入って直進すると
銀杏並木の先に
“えんぱく”があります。
入場無料です。